Starry☆Sky
□共犯
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〜翼・梓〜
「あーずさっ」
翼が梓の部屋に遊びに来た。
「なんだよ」
梓は少し機嫌が悪いようだ。
「ぬぬぅ?梓が機嫌悪いのだ」
普段は全然気がつかない翼だが梓となると鋭い。
「まあね…」
相変わらず機嫌が悪い梓。
「ちびっこ先生のこと?」
翼が言うと梓は眉間にシワを寄せ話しはじめた。
「なんで直ちゃんせんせーがあんなやつのモノなんだよ!!俺の方が絶対良くしてあげるのに」
感情的になり普段僕と言っている梓が俺と言う。
「あ…梓ってちびっこ先生のこと…」
勢い余って翼に言ってしまった。
「そうだよ…だって直ちゃんせんせーちっちゃくて可愛いし…いい人だし……」
「イジメがいがあるじゃん?」
少し間を置き怪しい笑みを浮かべる梓。
「ぬぬぅ。じゃあ丁度良い」
「丁度良い?」
「哉太は俺のもんだっ」
そして
二人の悪巧みが始まる。
その後
『作戦』の段取りを確認し二人は眠りについた。
全ては明日のデートを阻止するために…