ノット・レストインピース

□3,No.129
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 得体の知れぬものが日常の中に紛れ込む事はしばしばある。

 それはある種の非日常。そしてそれまでの常識を塗り替えるものでもあり、少なからず犠牲を払わねばならないものであることも多々ある。
 そのイレギュラーを解明するには犠牲というものはつきものだし、短いにしろ長いにしろ時間も必要になる。紐解く為の知識も必要になる。
 どれだけ世界が狭くとも、それだけは変わらない。
 もたついていれば更に大きくなる。
 手間取れば更に解明が難しくなる。
 そしてそうしている間にも、それは無慈悲に魔の手を伸ばす。

 人は大体、得体の知れないものを嫌う傾向にある。
 それへの恐怖より、理解したい欲望が勝る。

 そう、きっとこれも。


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