novel

□ふたりぼっち
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「..あれ?不二くん?」



3年は卒業を控えた春先、青学テニス部が四天宝寺との合同練習の為に大阪まで出向くことに。



そして今、越前くんとうちのゴンタクレ金ちゃんが試合している最中...それを不二くんと一緒に見とったんやけど....試合に夢中になってて気が付いたら不二くんが隣からおらんくなってた...

「不二くん?」

呼んでみても当然返事はない。

「不二にゃら、タカさんと一緒に部室にいたにゃ」

いつのまにか菊丸くんが隣にいて、俺に教えてくれた。

タカさん?...誰やろか


「河村隆!バーニーングッ!!」

眉間に皺を寄せて考えてた俺の様子を察してか菊丸くんがラケットを振り回しながらまた、教えてくれた。

あぁ、河村くんか..

「おおきに、菊丸くん」


菊丸くんに礼を言って、河村くんと不二くんのいるであろう部室まで足を運んだ。
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