novel

□君..染まる
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※要注意※切原が危ないです。不二も優しい感じではないので、ほのぼのがお好みの方は絶対に読まない方がよろしいかと思います。
どんな設定でも大丈夫な方のみご覧くださいますようお願いいたします。











僕は君みたいなテニスをする人は嫌いだ。顔も見たくない、

のに.....

部室のドアを開けると


「 切原くん... また来たの?」


ベンチで平然と座ってるし。てゆうか、僕が部活に遅刻した今日だけに限ってなんで君は部室にいるんだよ。いつもはコート脇うろうろしてるだけなのに...




「 手塚は九州だって言った筈だけど。 」



どうやら彼は手塚に会うのが目的らしいと悟って優しい僕は毎回そう君に教えてあげる....

僕がそう教えてあげれば君はいつもあっさり帰って行く。だから今日もこれでおしまい。バイバイ。毎回この繰り返し。











....の筈が



「 いいっスよ。偵察しに来ただけなんで 」


今日は違うのかよ。


「 一つ言わせて貰うけど...君じゃあ手塚は倒せないよ。


君のとこの部長さんに勝ってからまた来なよ。 」


「 ...あんたには関係ないっしょ 」



「 なら出て行ってくれるかな。


ここ何処だと思ってるの? 」



「 何処って青学の部室に決まってるじゃないっスか 」



「 ..... 」


.....

なんで君が、青学の部室にいるんだよ、


大体偵察ならコートに行け



....



「 あれー?なんで黙るんスか? 」


「 偵察するんだろ?


ここにいたって仕方ないと思うけど 」


「 あっれー?不二さんは練習しないんスか? もう練習始まってるみたいっスよ? 」




「 それこそ君には関係ないと思うけど? 」


「 ああ!サボってたんスか!


不二さんもサボったりするんだぁ 」



いちいち勘に触る...



「 僕は君とは違うからサボったりはしないよ 」

「 はは、酷いなぁ!俺真面目なんですよー?


じゃあなんスか? 」


「 ....聞いてどうするの? 」


「 あぁー言えないコトでもしてたんスか? 」


ニヤニヤ....何考えてんのかバカらしい...


「 ....委員会で遅れただけだよ。


これで気が済んだかい? もう着替えたいから出て行ってくれないかな 」




「 俺に構わず着替えればいいじゃないっスか。あっ恥ずかしいんスか? 」



「 ..... 」



「 なんなら手伝いますよー不二さん 」



「 結構だよ。バカにしてるのかい?


早く偵察行けよ 」

そう言いながら僕はYシャツを脱いだ。....視線が気になる...早く出て行けよ



「 何言ってんスかー、俺ちゃんと今偵察してるじゃないっスかぁ 」


「 ? 」





「 不二さんは肌白いっスね。綺麗だなあ 」



.......







「 ..切原、偵察て何を? 」




「 え?あはは、何言っちゃってんスか!






決まってんじゃないっスか.. 」





そう言って切原は僕の耳元でそっと囁く



「 そんな驚かなくてもいいじゃないっスか 」




「 あれ?着替え止まってますよ?

やっぱ俺が手伝ってあげますよ 」


「 え?いや、い、いいよ! 」



「 遠慮しなくていいっスよぉ。照れ屋だな、不二さんは 」




そう言って彼は後づさる僕の元へと近付いて来る







僕の背後には既に壁........









........。
















「 不二さんの白い肌.....赤く染めてあげますよ 」







#end
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