novel
□ふたりぼっち
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「部室て..何しとんのやろ」
そんなことを考えながら部室前まで着くと、ドアノブに手を伸ばす...が寸でのとこでドアが開いた
ゴッ
「いった!!」
「?!....白石?」
丁度ドア前にいた為、白石の顔にドアがクリーンヒット。白石は額を押さえながら疼くまり、「かっこわる..」と心の中でポツリ...
「し..白石くん、大丈夫?」
ドアを開けた張本人の不二はまだびっくりしたまま黙ってる為、最初に口を開いたのはタカさん。
「お..おん、これくらいどってことないで」
額が赤いのが痛々しいが白石は何事もなかったかのように立ち上がった。
「ごめんね?まさか白石が(ドア前に)いるとは思わなくて」
ようやく不二もいつもの笑みを讃えた顔に戻る
「気にせんでええ。俺がドアんとこおったのも悪いし」
それを聞いた不二は
「白石も部室に用事?じゃあ僕たちは行くね。行こ、タカさん」
とタカさんの腕をとってコートに走って行く
...とこを、白石は不二の腕を掴み止めた。