×グレイ

□青空の下の運命的出会い
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ローグ(双竜)知らなくて、できるだけネタバレ避けたい人は回れ右。

ローグの設定がかなりマンガと違う(というか矛盾している)ので注意。





少し、昔の話をしよう。

オレたちが自分の親・・・ドラゴンを殺してから数年。

オレとスティングはさまよい続けてようやくフィオーレ王国内にあるシロツメの街まで辿り着いた。

今までドラゴンと生活をしていて、人といえばスティング位しかいなかったものだから

最初はどこに行けばいいのか、何をすればいいのかもまったく分からなかった。

しかし時は過ぎ、徐々に人の文化に慣れていったオレたちは

数ヶ月経ったところで普通に生活出来る様になっていた。

そして、オレたちはギルドに入ることになった。

オレたちにはドラゴンから教わった滅竜魔法があったし、

何よりギルドに入っていないと仕事ができず、生活していけないと聞いたからだ。

この話は、オレたちがギルドに入ってからすぐのこと。

オレたちが入っていたギルドの理念は「何事においても完全無欠」であることだった。

クエストの失敗など決して許されはしない。

当時、魔力も弱く気が弱かったオレは同じギルドの者からよくいじめられていた。

表向きには優しく接してくる者もいたが、きっと心の底ではあまりよく思っていなかっただろう。

当たり前だ、オレがクエストを失敗してくる度にギルドの名を汚しているのだから。


そんな、ある日のことだった。
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