×グレイ
□花便り
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「ナ・・・ナツ!今度の日曜ってあいてるか?」
「おぉ、グレイ。どうしたんだよ急に」
「一緒に・・・来てほしいところがあるんだ」
「グレイから誘うなんて珍しいなー。まぁ、いいや。
今週の日曜な!」
「仕事とか入れんじゃねェぞ、入れたらブッ殺す」
「怖ェよ!!」
此処はマグノリアに存在する魔道師ギルド『フェアリーテイル』
多くの問題を起こし評議員を悩ませている種の一つだ。
そのギルドに属しているナツは少しばかり興奮していた。
――――グレイとデートかァ・・・アイツから誘うなんて本当に珍しいよなー
いつも誘うの俺だし
「ナ〜ツ!ねぇねぇ、これから仕事行かない?」
「おぉ!どれだぁ!?」
「これ!結構おもしろそうじゃない?
私も少しは戦闘スキル上げたいし♪」
「・・・でもちょっと遠いよなァ・・・
行き帰りあわせてどんぐらいかかっかな?」
「う〜ん・・・正確には分かんないけど・・・3日くらいじゃないかしら」
「3日・・・」
『仕事入れたらブッ殺す!!』
「!!わっわりィ、ルーシィ!俺それ行けねーや。用事あんだよ」
「何よ〜もしかしてグレイとデートぉ?」
「なっなんで分かったんだよ!?
俺なんも言ってねーぞ!!?」
「フフッ乙女の感は当たるのよ〜♪」
「ルーシィ顔怖いよ?」
「うるさいネコ!!
まぁ・・・とにかくがんばってね!!」
そう言うとルーシィはナツの背中を思いっきり叩いた。