光と闇(仮)
□プロローグ
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俺はある人を無くした・・・・俺の大切な人。
大切な人を失ってから俺は何もかも捨て去った。友人、家族。
いつしか俺は感情を無くし何も興味を持たなくなった。大切な人のいなくなった世界なんか興味なんて持てない。
会いたい・・・・もう一度。
俺はそこで意識を手放した。
「・・・・・・・・・!!!」
(誰だ?俺に話しかけるのは・・・・俺にかまうな)
だが悠一の意に添わず何者かは声をかけ続ける。
「さっさと起きろ!!!」
「・・・・マスターもっと優しく・・・・」
金髪で背が小さく小さい少女と緑色の髪の無表情の少女が立っていた。
「・・・・ここはどこだ?俺は自分の部屋で寝ていたはずだ・・・・」
緑色の髪の無表情の少女は口を開く。
「ここは麻帆良学園です」
「麻帆良学園?・・・・そんな所聞いた事ないが」
少女は、埼玉県麻帆良市と付け足す。
「麻帆良市なら聞いたことはあるが麻帆良学園なんか聞いたことないぞ」
「?」
少女は首を横にかしげる。