ボカロ
□雨音
4ページ/10ページ
side Len
―――――――
「…んぅッ…」
オレは気付いたらカイトの唇を奪っていた。
カイトは驚いたようで固まっている。
オレはカイトを床に押し倒した。
そこで唇を離してやる。
「……レン…くん…?」
少し怯えているように震えた声を無視して
オレはカイトの服を脱がせようとした。
「…ッレン君!!」
カイトはオレの手を乱暴に振り払い少し離れた。
怒った表情でオレを睨んでいる。
「…カイトが怒るなんて珍しいね?オレのこと嫌い?」
そう言うとカイトは
困ったような顔をして呟いた。
「………き…」
「は?」
「レン君のこと、俺は好きだよ!!」