だぎゃー!
□003 新しい仲間だぎゃー!
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「!? ウォーリアーが!」
『持ち主も焦ってる…操縦できないことに戸惑ってるんだ!』
攻撃をかわし、ウォーリアーに一撃を与えたことで一旦落ち着いたが……今度はまた3体がDキューブに現れたのだ!
しかも今度は何かが違う……それに1対3なんて卑怯だろ!
「これはもう行くしかありませんよ!」
「……そうだな…お前ら、加勢するんだ!」
「「『ああ!』」」
3人一斉に車から飛び出し、彼女の元へ向かった。
……ランとミネルバ、どうか負けないで……!
「勝負はこれから!やるよミネルバ!」
「そうだ、諦めちゃダメだ!」
……間に合った…!
エルシオン、ペルセウス、そしてヴィーナスをDキューブに投下させる。
「大丈夫ですか!?」
『2人とも、無事!?』
駆けつけたけど、まぁ見知らぬ人が来たらまず驚くよね。
「アンタ達は…?」
「味方だよ!」
「バンさん、ミノリ!
アキレスディードです、コイツら、ディテクターのLBXですよ!」
「え!?ディテクターって、昨日トキオシティで……」
「話はあと!今はコイツを倒さなきゃ!」
「一緒に戦いましょう!」
しばらく一驚していたが、またバトルに集中してCCMの操作を再開した。
こんな出会い頭でいきなり共同戦線を張るとは思わなかったけど、これもまた運命ってか!
「……うん、このまま引き下がれないもんね!」
『4対3がこっすいとは思わんでちょう!
おみゃーら、ちぃと前に5体で襲ったもんだがみゃー!
(4対3がズルいとは思わないでよね!
アンタ達、さっきは5体で襲ったんだもの!)』
バトルが始まるが、やっぱり相手はとても速いし攻撃力がある。
だけど、こっちだって負けられない!
ペルセウスに応戦して銃撃を繰り返す。
その間に、ミネルバは一体を撃退した!なんてスピードだ……もしかして、最強だったりして?
その強さにバンもびっくりだ。
「やるな……」
「まだまだ!私の本気はこれからだよ!」
ペルセウスとヴィーナスで挟み撃ちをする。上からミネルバが攻撃にかかるが、この子は囮。本当の攻撃はペルセウスの一撃だ!
反応が遅れてペルセウスを撃ちにかかるがライフルを弾き飛ばされる。その間にヴィーナスの二丁拳銃でライフルを蜂の巣にした!
『いけっミネルバ!』
「でぇやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ランの雄たけびと共に、爆発の煙から現れたミネルバの踵落としが見事に決まった!
「…押忍!」
「……すごい…」
まさにその言葉しか出てこなかった。なんて強いんだろう、ランは!
「あとは……アイツだけだね!」
アイツ……アキレスディードが、見下すようにずっと山の頂上に立っていたみたいだ。
今度こそ、決着をつけるときだ!
4体一気に襲い掛かるが、前と変わらず何もかもが強い。攻撃が全く歯が立たない…けど、ここで諦めるわけにはいかない!
するといきなり、アキレスディードの黒い体が不気味に光りだした。…なんか、オーラがさっきまでと全然違う…!
また本能とは違う、頭…脳で、何かが唸ってる……!嫌な予感がするときに、なぜかそんな感覚が訪れるんだ………まさか、的中なんてしないよね?
不気味なオーラを放っていても攻撃を止めるわけにもいかない。しかし、さっき以上に強くなってるのは確かだ……!さっきので充分強いと思ったのに、なんで!?
ペルセウスに一蹴り加え、ジャンプしたと思いきや一発地面に撃ちこみ、そのまま空高く飛んでいったのだった。……逃がしたか…!