だぎゃー!

□015 BCエクストラスだぎゃー!
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久しぶりに仕事が2件舞い込んだ!あれ、久しぶりだよね?もう感覚が無くなってきたな……
その1つはなんだか、とあるLBX大会の特別実況者をやってほしいんだって!アルテミスファイナリストだから出れば大成功間違いなしの話らしい!よしっ、やったるがね!


その仕事の詳細はみんなには話さず……午前中は7人全員でバトルをしていた。

うわっ、リュウビに追い込まれる!やっぱり前よりパワーが強くなって、動きがよくなってるみたい…!
エルシオン、ペルセウス、ミネルバはドッキングモードでΣオービスになり、私たちに襲いかかる。
ジンから教わった作戦通りに動き、ジェシカと共に援護に回る。
そのおかげか相手が大きくても、順調に連携がとれてリュウビの白虎衝波斬でブレイクオーバーさせた。

「そんな……」
「負けちゃった……」

「やったわね!」
「うん!」『ええ!』


「あの時、攻撃できていれば……」
「急ぎすぎだ」
「え?」
「攻撃に移るにはタイミングが早すぎる。強引すぎだよ」
「そうでしょうか?あれはチャンスでした」
「ヒロ……」
「あそこでトリトーンを倒していれば、こちらが有利になってたはずです!」
「そうかもしれない……でもヒロが無理してなければ、いずれΣオービスのパワーで押し切れたんだ!」
「攻撃は最大の防御です!攻められるときは行くべきです!」
「ヒロ!!」

「『2人とも!』」

このままじゃただ事ではなくなりそうなのでランと共に仲裁に入る。
珍しいなぁ、喧嘩するなんて……

「はいはい、そこまでだ」
「コブラさん……」

コブラ、ナイスタイミング!

「声が外まで聞こえてるぞ?お前ら、熱くなりすぎだ。少し頭を冷やす必要があるな……
よし、午後から休みだ」
「えっ、休み!?」
「でもこのままじゃ……」
「いいの休んでも!!」
『やったーっ!』

「上手くいかねぇ時は、リフレッシュってモンが必要なのさ。
長官や宇崎の旦那には、俺から話をしておく。午後からは休め、いいな!」

わーっ、コブラ太っ腹!
久しぶりの休みだなぁ……NICSとして、アイドルとして!
…アイドルとしてはずっと休んでることになるのかなぁ……?

「休みですかぁ……」
「まだΣオービスをものにできてないのに……」
「いいんじゃないか?休んでも」
「ジン……」

「アタシ賛成!」
「私も賛成!」
『ウチもがね!』
「僕も!バン君、いいよね?」

バンは不満がありそうだけど、承諾にこくりと頷き、「分かった」と答えた。


「やっぱり女の子といったらたくさん洋服買いたいよね!」
『じゃあそうしよっか!決定!』
「早速行くわよ!」
「『おー!』」


女子だけのお出かけなんて初めて……!

「じゃあミノリは変装忘れないでね?」
『えぇっ!?…絶対しなきゃダメ?』
「ダメも何も、この前変装なしで喫茶店にいたらたくさん注目されたってユウヤから聞いたから……しなきゃいけないでしょ、有名人なんだし」
『……分かったわよ……』

で、帽子にメガネに髪型チェンジで変装完了。
ヒロとユウヤと共に電車に乗り、これからの行き先を話し合う。
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