感謝感激!

□ダンボール少女と皇帝少年と水槽少年と
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設定………
・主人公は神谷重工第一令嬢、つまりコウスケの妹
・ジンと内緒で付き合ったりする










………今までのことを振り替えよう。





学校帰りに、自称私の父の会社の研究員が私を一発殴って………





あれ?なんで研究員だって分かったの?
殴られた後は気絶して……



目が覚めたのは二度目の衝撃で………




強化ダンボールの中に入れられたんだ!
で、今に至るのね。




「この中、一体何が入っているんだ?」
「さぁな、企業秘密らしいぞ」



「強化ダンボールの中でもちゃんと丁重に扱えよ、そいつは貴重品であって割れ物なんだ」



聞き覚えのある声。
そうだ、これはナルシ兄貴の声よ。


誰が貴重品で割れ物よ!……確かにそうだけども。


…ということは、私はダディの研究所にいるの?
しばらく抵抗せずに、様子を見ていこうと黙った。




三度目の衝撃。


ダンボールin私はどうやら机の上に乱暴に置かれたみたい。
おいおいおい………!貴重品で割れ物なのに丁重に扱う気ないでしょ………!



「灰原ユウヤ、見えるか?」


しばらく話を聞いてみる。
でも、何故私がダンボールの中に閉じ込められたのかは分からない。


おそらく灰原ユウヤ、という人物に関係がありそうだけど、彼らしい声は一切聞こえない。




「では開けるか………


まったく、こういうことをしなければ話を聞かないらしいからな」




ガムテープを剥がす音。
それと同時に光が射した。




小さい空間から抜け出した瞬間、人と目が合った。
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