感謝感激!

□マツナーミ戦機
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俺はマツナーミ。皿洗い職人だ。
皿洗い職人と言っても、俺はただの皿洗い職人ではない。究極の皿を洗うため、さすらいの旅をしている皿洗い職人である。そんじょそこらのやつと比べて見くびってもらっちゃ困るな。


「おいマツナーミ!」

「何だ」


と、俺を呼ぶ声がする。この声はナギじゃないだろうか。
俺には仲間がいる。この地方を統一している暴君ことアサーギを倒すために集まってくれた、互いを信頼できる仲間たちだ。
無論、仲間と言えど究極を競い合う仲だ。その辺りは互いに手を抜かず、個々で技を磨き、高めあえる。そういった点でも中々に良い仲間を持てたと思う。


「マツナーミ・・・このキムチチャーハンを盛った後の皿をうちより綺麗にできるかな?」

「ふっ・・・いいだろう、受けて立つ!」

「駄目よマツナーミ!今、キムチと脂に効く洗剤を切らしているわ!」

「そうだ!いくらお前でもこの状況では・・・・っ!」


アサーギに挑もうとする俺を止めるのはマキュア、そしてナギ。とめてくれるな、やつは今止めなければ人類に多大なる災厄をもたらす悪魔だ!
スポンジを取り出そうとリュックに手を伸ばす。しかしその先にあったはずのリュックはない。反射的に右を見れば、悔しそうな顔をしたミキトが俺のリュックを握りしめている。・・・・やはりお前も俺を止めるのか。


「マツナーミ・・・駄目だ、まだ俺たちはあいつに勝てない・・・っ!」

「何故そう決めつける!勝負はやってみなければわからないんだぞ!」

「洗剤が切れている上に、まだ私たちの技術じゃ到底かなわないわ・・・もう一度、体制を立て直しましょう」

「・・・くっ・・・・」


全員が苦虫をかみつぶしたような顔をしている。
そうか、俺だけではなく全員が悔しい思いを覚悟に立ち去ろうと考えているのだ。しかもここは厨(くりや)ではない、水を探すことも困難になってくる。アサーギは勝ち誇ったように鼻で俺たちを嘲笑い、自らが経営するレストランへと消えていった。
俺たちは歯を食いしばって耐えることしかできなかった。

―――
――――

「くそっ!何がいけないというんだ!」

「納得がいかないのよ!」


じゃぶじゃぶと皿を洗い続け、技術を磨き続ける。しかし全員が納得のいかない出来だった。
これまでのアサやユリ、ヒラギは俺たちと競い、そして倒し、友情をはぐくんできた。だがそれは相手がよかっただけだ。決して俺たちの邪魔をせず、街の人たちにも好かれてきた皿洗い職人だったからだ。・・・今回だけは時間もない。
だが、このままではアサーギに勝てない・・・どうすればいいんだ・・・っ!


「こまっているようだな!」

「私たちが助太刀するわっ!」

「困っているときにはヒーロー参上・・・」

「それが掟ってもんよ!」

「そ、その声は・・・・!」


バッと後ろを振り返れば、そこにいたのは四人組。伝説の皿洗いキラー・・・・ディッシュ4だ!
四人の名前はそれぞれスクリュー、チガツ、エール、サチマという。彼女らは様々な状況・状態であったとしても、困難を乗り越え、敵を倒し、そして一気に英雄と呼ばれるようになった伝説の四人。どこにいるか、何をしているのかは一切不明だといわれていた。
しかし俺たちは彼女らに一度会ったことがある。だからこそ分かったのだ、彼女らの強さは本物だと。


「すまない、少々調べものをしていてな」

「おい、その傷は・・・!」

「ふふ、少ししくじっちゃったの」

「皿洗いに支障は出ないはず」


四人の体に刻まれた傷から、その調べ物は相当な危険を伴ったということが分かった。この四人をも苦戦させるものは一体・・・!
しかし、心強い味方が来たことに変わりはない。俺たちは彼女たちに指導してもらうため、四十五度ほど頭を下げた。


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チャット派生ネタ!松浪様、マキア様、椥良、幹都様、翠竜様、ハチガツ様、シエル様、asa様、幸真。様、ゆい様、柊様にのみフリーで!

うわあごっちゃごちゃ・・・しかも私が敵ですねww
これから相互同盟によって私を倒しに来ることが文章の端々で感じられます、酷くカオスになってるぅ・・・
ちなみに名前を少し変えさせていただいております(松浪様がマツナーミなので)
えーと・・・松浪様はマツナーミ、マキア様はマキュア、椥良はナギ、幹都様はミキト、翠竜様はスクリュー、ハチガツ様はチガツ、シエル様はえーる、asa様はアサ、幸真。様はサチマ、ゆい様はユリ、柊さまはヒラギです。
ぐだぐだカオスすみません!書き直しはいつでも承っています←
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