感謝感激!

□さあ皆で料理対決!
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とある場所、とある一戸建ての建物、とあるキッチン。
そこには大量の材料とそれぞれの調理器具、そして八人という微妙に多いのか少ないのか分からない数の人間がいた。
八人のうち五人ほどが深刻そうな顔をする中、それに含まれていないイサナが笑顔+元気な声でその始まりを告げた。


「皆で作ろう!チキチキ☆お料理対決ー!」


ここでまず突っ込んで欲しい、これは対決ではなく料理講座だ。
しかしその言葉に突っ込もうとする勇者はおらず、残された五人は暗澹とした表情で並べられている材料を見つめ続けていた。
ここで確認しておいてほしいのは料理オンチの人々だ。合計三人いるので名前だけは紹介しておこう。

某イサナ、橘要、そして天地ツバサ。この三人は極度の料理オンチといっても過言ではない。いや、ツバサとイサナはまだ平気なのだが、壊滅的なのは要なのだ。
とにかくこの三人が自由気ままに作ってしまえば食べられたものじゃない。万が一対決だったとすれば地球が滅びようと仕方ないと言い切れそうだ。それが行き過ぎたたとえだったとしても、ニオイだけで人を地獄へ突き落としそうな勢いなのは間違いないだろう。


「ああ・・・俺たちがとめないとね・・・・・」

「そうだよな・・・」

「ですよね・・・この三人、結構話聞かないもんね・・・」

「あ、あはは・・・・」

「・・・」


とくに遠い目をしているのは三人。カズト、マコト、ミノリだ。残り二人は苦笑をする(ユウ)か冷静な顔つきで見る(セイカ)かのどちらかである。
この五人は料理も人並みに出来る。ただし問題は料理オンチの三人にあったりするのだ。
先ほどミノリが呟いていたが、イサナとツバサは話を聞かない。要の場合は話を聞く以前に化学変化で中和されると考えているのでそこからして問題だ。そしてこの三人が果たして五人でとめられるのかさえ不明なのだから仕方ない。

そんな五人を尻目に、ツバサが米を研ぎ始めた。その手つきは迷いなど感じられない。
要はそこに洗剤を持って近づく。


「待ってまってまって!要ちゃん、それをどうするつもり!?」

「え・・・?だって、お米を洗うんでしょ?だったら洗剤・・・」

「米は水だけでいいの。・・・こんな典型的なミスをやる人、初めて見たかも」

「そうだぞ要先輩。米は水で洗った後に米の約1.5倍ほどの水をいれ、電子レンジの中に入れるんだ」

「ツバサは典型的を裏切った認識の仕方だよ!?」

「ツバサちゃん・・・・」

「冷静かと思ったら、結構ドジもふむのね」


要はユウとセイカが止め、ツバサはマコトによってとめられた。要はまだ典型的な例なので分かるとするが、ツバサは何故そうインプットされているのか不明である。
そんな様子を見てはぁとため息をついたカズトだが、不意にイサナが何をしているのか気になりそちらのほうに視線を向けた。そして一瞬にして固まる。


「味噌汁は簡単だよね!だってあっためた水に味噌入れるだけだし!」

「駄目だがやっ!それは『味噌を入れたただのスープ』だぎゃ!?」

「てかあっためた水って・・・・お湯だよそれ。しかも味噌だけって辛すぎだから」

「だいじょーぶ、食べれれば成功!失敗したら植物の栄養になるだけ!」

「それってただの廃棄処分ー!!」


イサナをミノリが必死で止めているという状況が目に入ったのだ。しかもミノリ(+カズト)の言葉も空しくイサナはどんどん沸騰した熱湯に味噌を入れていく。それも大量だったので、見るだけで胸焼けがしそうなほど。
初っ端から三人ともかなりの暴走中である。この状況を打破できるものは誰もいない。
そしてこの後もツバサと要、イサナはかなりの暴走ぶりを発揮し、ユウたちをかなり翻弄させるのだった。


―――
―――― その後。

「ダイキーっ!」

「仙道君・・・!」

「ん・・・イサナ、それに要?どうしたんだいその料理」

「「食べて(!)」」


イサナと要に料理を手渡された仙道の感想はというと、まあ悪くは無かったらしく。
この日ミノリたちがした努力はけして無駄にはなっていなかった。
そしてこの日の特訓により、ツバサたち(特に要)の料理の腕は上達したとかしなかったとか。真実はいまだ謎のままである。


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チャットで話していたネタです!椥良様、幸真。様、松波様、翠竜様、ゆい様、柊様、マキア様に捧げます!

チャットで話してこんな混沌とした料理講座があっていいのか・・・!?と笑いながらこれをがりがり書いてしまった私です。この野郎と蹴られても文句言えませんねコレ・・・
要さんの危険物でホットケーキを焼くというものも入れたかったのですが、何を作りたいのかわからなくなりそうなのでカットしてしまいましたすみませんあばばばば。

ちなみに私は本来お湯で温めるタイプのものを電子レンジに入れて思い切り焦がしたことがあります。それと包丁で栗を切ろうとするなんて無謀なことを皆さんは真似しないでくださいね!

書き直しはいつでも承っております!

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