感謝感激!

□夏合宿!山編
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青い空、青い海。後ろを振り向けば青々とした草木が生い茂った山脈地帯。まるでどこかへバカンスをしにきたような風景が目の前に広がっている。
僕たちはなぜかそんなところに来ていた。


「いやー、広大な景色!空気もおいしい!そして貸し切り状態!これはまさに合宿に最適というものではないのかね!」

「イサナお姉ちゃんテンション高・・・」

「でも、本当にいいところですね」

「そうだけど、なんだか連絡がつかなさそうというか・・・」

「じ、実際連絡とれないよ・・・!?」


ああ、思い出した。確かリオ先輩が「合宿いこうぜ!」といきなり言いだしたのが発端だった。
リオ先輩の本名はジン先輩なのだが、本人がリオという名前の方が気に入っているからと無理やりこちらのほうで呼ばされている。無論これは余談である。
当の本人は半数ほどつれてどこかへ繰り出していった。何をしに行ってるんだあの人たちは・・・
ここにいるのはイサナ先輩、カズト先輩、ユラ先輩、ミノリ、ソラ、そして僕の六人。リオ先輩に連れて行かれたのは本人含めず五人。ああ、見事奇麗に分かれている。だからといってそれを素直に喜ぶ気にもならない。


「それでツバサ、これからどうする?」


ソラが聞いてきたので少し考える。それに少し悩んだ後、ふと思いついた事を言ってみた。


「キャンプファイヤーがやりたい」

「「「真昼からかよ」」」


準備とかあんだろ、色々。

―――
――――
言ってみたまでは良かったが、今回合宿に来たメンバーでは圧倒的に男子が少ないということが判明。あのまま言い負かしていればカズト先輩が余計な苦労をする事になっただろう、我ながら阿呆な発言だった。


「で、なんで俺達この鬱蒼としたジャングルを歩いてるわけ?」

「イサナさんとソラがいなくなっちゃったし・・・」

「なんか出てきそうだなぁ・・・」

「あの二人は・・・特にイサナ先輩は幽霊嫌いだっつってただろうが・・・・」


しかも聞けばソラも蜘蛛が嫌いらしいじゃねーか。なんで昼間から生い茂りすぎて薄暗くなってる森の中を歩いてんだ、二人同様僕たちも。イサナ先輩はいつかやると思っていたが、ソラが一緒に行くとは思わなかった。
とはいえ、この森は日影が多いおかげかだいぶ涼しい。直射日光で焼けるよりも探し回って軽い森林浴をしている方が余程有意義な時間を過ごす事が出来るだろう。森にすんでる動物たちは知らないが。


「そういえば、ツバサ。リオたちはどこ行ったんだろうね?」

「どうせ海とかでバリバリ泳いでたりすんじゃねーか、そういう性格だしな」

「結構投げやり・・・」

「ま、それがツバサらしいけど」


ただでさえイライラしてるのだから、置いて行った人たちについては何も聞かないでくれるとありがたい。
それより行方不明になった二人をさっさと探さねば、と意気込む。その瞬間に周りに響いた大きな声。声がキンキンとする、けれど声の高さからして明らかに悲鳴だった。そんでもって絶対あの二人。
大きさからしてもそれほど遠くはないだろう、そう思いながら草をかき分ける僕たち。


「どうした、二人とも」

「・・・・」

「ゆ、ゆゆゆっゆう、ゆうれれ・・・」


おい誰の事言ってんだよ。
見つけた二人は顔面蒼白になって座り込んでいた。もうソラは言葉すら紡げずにぱくぱくと口を動かしてミノリの服をつかんでいる。あたりを見回した際に見えたのはイサナ先輩のLBXであるアラクネ。・・・・ソラが真っ青になっている理由は分かった、よくわかった。
で、イサナ先輩が言っているのは幽霊のことだろう。多分疲れで幻覚でも見たか。


「は、早く帰ろう?」

「ゆ、幽霊もでるかや?どえりゃあおそがっ!」

「そそそそうだよねっ!は、ははやく帰ろう!」


自分でここまで進んできたのだから自業自得だと思うぞイサナ先輩。そこまで怖がる事でもねーし。
まあ、ここに幽霊が劇的に無理なイサナ先輩がいるのでさっさと帰るにこしたことはない。どこか別の場所を向いているカズト先輩に声をかける。


「カズト先輩、帰るぜ」

「え?ああうん、わかった」


かすかに心に引っかかったことには気付かぬふりをして、ユラ先輩とミノリの腕を引く。イサナ先輩とカズト先輩とソラも相手と自分を奮い立たせるためか、はたまた離れないようにか手を握っていた。
さくさくと歩いている中、カズト先輩が僕に声をかける。「なあツバサ」
それになんだと聞き返せば、カズト先輩は一つだけ聞いてきた。


「女の子が、物凄い形相でユラちゃんとミノリちゃんを睨んでた上に・・・・今、ツバサの服の端握ってついてきてるけど」


振り返った。確かにいた。
けれどユラ先輩たちには見えないらしく、きょろきょろと見回している。ここにいるぞ、この女子。
それを聞き、とうとうイサナ先輩がぶっ倒れた。


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暑中見舞いその1!翠竜様、松波様、椥良様、ハチガツ様、幸真。様に捧げます!

えっちょ、最後ホラーチックになってる?裏設定ながら、ツバサさんは幽霊が見えて憑かれやすいです。だから平常心平常心。
イサナさんのLBXって確かソラさんの苦手な蜘蛛だったような・・・と思って調べてみると微妙に違う女郎蜘蛛でしたすいまっせーん!森の中探検すると一匹は蜘蛛見つかりますよね!
それにしても、みんな全然しゃべれてない・・・!駄文すみませんあばば!

書き直しはいつでも承っています!夢主さんお借りしました!
それでは、暑中見舞い申し上げます!熱中症にはお気を付けください!


浅葱様、いつもありがとうございます!暑中見舞い受け取りました。
勝手ながら名古屋弁を直しました、ご了承下さい。
さて、私も早く書かなきゃなぁ…!

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