感謝感激!

□僕らのサマーバケーションッ!!
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その頃のウォータースライダー組。





湯羽「ひゃっふーいっ!」





バッシャーーーンッ!!





ミノリ「あ、湯羽ちゃんが来た!」


神楽「おかえりですー。」


リオ「あとはイサナさんだな!」


カズト「一体どんな奇想天外な滑り方をして来るのやら…。」


ナノ「でも、ちょっと期待!wktk!!」





どうやら、最後にやって来るイサナを待っているらしい。





イサナ「どひゃーーーっ!?」


ナノ「あ、来た来た。」


ミノリ「思ったより普通に来たね。」





バッシャーーーンッ!!


ゴポゴポゴポゴポ………




湯羽「おかえりなさいー…って、…アレ?」


神楽「浮き上がって来ないですよー?」


リオ「は…?…え!?ちょっ!?イサナさん!?」


カズト「はぁ…まさかここで溺れるとか…。一応、助けとくか。」





その後…





イサナ「あひゃひゃ、面目無い〜。そういえば私泳げないんだったわ。次は浮き輪ボート用の方行くわ。一緒に行ってくれる人いる?」


ナノ「私一緒に行きますよ!!」


リオ「俺も行くーっ!!」


湯羽「私も!!」


ミノリ「じゃあ、私たちの方はもう一回…」


チャラD「ねぇ、君、可愛いねぇ?俺らと遊ばない?」


チャラE「あ、そっちのガキ臭い男はいらねぇから。」


カズト「は…?」


リオ「…なんかムカつく。」





何これデジャヴとはこの事だろう。
しかも、今回はカズトとリオを邪険にするような態度を取ったので命の保証は出来ないだろう。南無三。





イサナ「………何見てんのよ。」


チャラD「お姉さん胸でけぇなぁ。もっと露出のある水着来た方が良いんじゃね?」


チャラE「俺らのグループ向こうで集まるからさー、一緒に行こうぜ。」


ミノリ「や、ちょ、引っ張らないで下さいっ!!」


湯羽「触んないでよ!!」





と、その時。





ツバサ「…騒がしいと思ったら何やってんの?」


ナノ「あ、ツバサ君!!ヘルプ!ヘルプ!!」


ツバサ「僕は何をするべき?」


カズト「まずはこのゲス野郎共を血祭りに上げんの手伝ってくれ。」


神楽「僕も手伝うですー。」


リオ「バウルは危ないからちょっとそこにいて。」


バウル「…バル?」


リオ「うん。大丈夫。」


カズト「さぁて、誰がガキ臭いだって…?」









外で派手な爆発音が響いたのと同じ頃に屋内プールに鈍い音と赤い絵の具が広がったそうな…。










お昼時、事前に約束していた場所で集合し、屋内のレストランで昼食を取る事となった。





イサナ「皆、何食べるー?」


セイカ「私はカルボナーラスパゲティ。」


要「…オムライス。」


ナノ「私は…んーと、南蛮チキン定食かなー?」


神楽「蟹チャーハン美味しそうですよー?」


ユラ「私は何かヘルシーな物を…あ、夏野菜と鶏肉のボイルにしようかな…。」


クルハ「じゃあ、私もそれにする。」


湯羽「グラタン食べたいなぁー!!」


リオ「俺は蕎麦だな。」


ツバサ「渋いな…なら僕は天丼で。」


ユウ「…ところで、カズト君。その手に付いてる血は一体…?」


カズト「世の中、知らない方が良い事もあるんだよ。」


ミノリ「マコトちゃん…それ…。」


マコト「あぁ、ただのウエポンだよ。気にしないで。」


ソラ「魚食べたい…。」





それぞれが好きな物を食べて休憩を取ってプールサイドに戻ろうとした時。





『只今より、週末特別企画『俺・私が一番に決まってる!わいわい力自慢大会!』を開催します!!参加希望の方は受付にて……』


ナノ「力自慢大会だってさ。」


湯羽「カズト君出たら?」


カズト「へぇ、面白そうじゃん。」


神楽「僕やりたいですー!!」


マコト「それじゃあ、皆でやってみましょうか。ね?イサナさん?」


イサナ「良いよ!!やろう!!」






…という訳で全員で出場した所、決勝にはカズト、神楽、ツバサ、クルハ、要という夢主組が決勝枠を陣取っている状態となった。





司会『さぁ!ここまで大人までも抜き去りのし上がってきた少年少女達5人を紹介致します!

エントリーNo.05!仙道カズト君!腕相撲で大人の男相手に連勝!彼を止められる勇士は存在するのか!?

エントリーNo.06!橘要ちゃん!寡黙で可憐な容姿には驚くべき力が備わっていた!瓦割り20枚という脅威の記録を叩き出した張本人だ!!

エントリーNo.07!天地ツバサ君!気怠げな表情とは裏腹に静かな闘志を秘める拳は少年とは思えない程の力が込められているぞ!

エントリーNo.09!神楽ちゃん!天真爛漫なチャイナ娘!驚異的な足の速さで100m走をぶっちぎりの1位!!オリンピックも夢じゃない!!

最後にエントリーNo.11!天宮クルハちゃん!驚くほど柔軟性に長けた体を生かしての長座体前屈!!彼女の関節はどこへ逃走したのか!?

以上、5名には本館のトライアスロン競技場で競争して貰います!!種目は時間の関係上、400m走、アスレチック障害物競走、100m個人メドレーに決定!!参加者は競技場に移動して下さい!!』


ツバサ「げ…走ったり泳いだりするなら僕は棄権するよ。面倒臭い。」


要「私も…泳げないし…。」


神楽「なら、3人で1位を奪い合いましょー!」


カズト「てか、今まで体力テストみたいな事してて、いきなりトライアスロンって…。」


クルハ「自転車じゃなくてアスレチック障害物競走?」




その後、白熱した1位争奪戦が始まり、神楽がコースアウトしたり、カズトとクルハがアスレチックで道に迷ったりとハプニングが続出し、優勝はうやむやになってしまった。























イサナ「………という夢を見たんだぜぇ…。」


マコト「イサナさん。それ夢じゃないですよ。」


ミノリ「イサナさんが100m走ですっ転んで気を失って医務室で寝てたんですよ。」


ソラ「軽い脳震盪らしいです…。」


リオ「それにしても良い転びっぷりだったよな!!」


ユラ「見事というか、笑うしかなかったよね…。」


湯羽「なんか、1人筋肉バスターみたいでしたよ!」


ナノ「流石、ギャグキャラ…みたいな?」


セイカ「ところで…カズト君達は…?」


ユウ「結局、決勝進出した5人が同時優勝で今、景品貰ってるらしいよ。」





そんなこんなで15人の夏休みの新しい思い出が1つ増えたのでした。
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