story!!
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帰り道
りっちゃんは、場を和ませようと話してくれているが、私はそんな気になれないわ。
緊張…かしら?
気が気でないの…。
心臓の音が聞こえそうで…。
必死にしずめようとしているのに、
りっちゃんと2人きりだから無理ね。
「…りっちゃん、いい、かしら?」
『あっ、あぁ、ごめんな?いいぞ。』
「私、実は百合なの!!」
『え?…百合?』
今までの雰囲気は消し飛び、重い空気がただよう。
ああ…これでいいんだわ。
いままでとうりには戻れないのよ。
『…なんだ?それ?』
…そうよね、純粋なりっちゃんには百合なんて言葉分からないわよね。
「まぁ…ハッキリいうと…ね、レズのことよ…。」
『レズ…か。まあムギはそんな感じだと思ってたが、、。』
「う、ん…。ごめんね、気持ち悪いでしょう?」
『いや、実は私もレズなんだ…。』
「えッ!」
『ずっと…み…「言わないでっ!」
『は?え?』
「わ、私から言わせて?」
強引…よね、ごめんね、りっちゃん。
でも今はまだききたくないわ。
私が言ったあとにして……?