12/27の日記

05:11
もうきっと願いは叶ってる
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彼が1人で凍えぬように、
ふわふわのブランケットをひとつ、彼の肩にかけてあげて。

彼の大好きな、ウィスキーとピスタチオも欠かさずに。

そして、彼が寂しくならないように彼の大切な眼帯をした大きな友人と、優しいお医者さんと、怠けんぼの軍人さんと、心配性の泥棒さんと、いつも笑わせてくれるひょうきんな相棒と
ずっと一緒にいられますように。



「マリアは、何を祈ったんだ?」

「え?」

「いや、熱心に祈っていたようだったから。」

「…内緒ですよ。…ゴッドさんは?」

「…俺は、」

マリアの隣に、ずっといれるように。

「…内緒だ、な。」

「ふふ、そう言われると知りたくなっちゃいますね。」

「そう言うお前もな。」

「はい。でも、内緒です。」

「…あぁ、そうだな。」


教会の前で、二人は手を繋いだ。
まるで、子供のようで
おかしかった。

きっと神様の前では、誰もが素直な子供になれるんだろう。
その事を今になって思い出した。







マリア&ゴッド










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