また同じ空の下で

□第三訓
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「大空、銀時。お前等の力が必要なのだ






同志達の命を無駄にするのか」





「っ…」




ッダン!!




俺が壁を殴る音が部屋に響いた



「…確かに、死んでいった仲間の分の敵はうちたい






でも、本当にそれでみんなが喜んでくれるとおもってんの!?






俺達は『生き残った』んだ!

生きたいって思って死んだ人達に救われて


なら、死んでいった仲間のためにも生きていくべきだろ!!


どうして生かされたと思ってんだ!」





『大空さん!逃げてください!』


『アナタはまだ1人じゃないんです!』



頭をよぎるのは、自分を救ってくれた人の声



『ボス!此処は我々が引き受けます』


『早く皆さんと合流してください!』



現世も前世も関係なく



『『俺達は、アナタを失いたくない。最後まで守りたいんです!!』』



俺のために死んでしまった人達の声





『これが私の役目であり、運命なんです』



『ボンゴレ。野猿と太猿のこと、頼むぜ』





『また…いつの日か』






そして、自分と仲間のためにその命を犠牲にした大空の少女と、彼女を支えた男の声






「ッ…ユニ、γ……」





バンッ!!





大空が呟くと同時に、襖が勢い良く開いた






「ッ!?」



「御用改めである!神妙にしろテロリストども!!」






現れたのは、黒服の男達




武装警察『真選組』だった










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