雲雀恭弥の憂鬱
□その1!
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第一話『お馬鹿登場!』
最近、僕の横にいるのはあの葉っぱ加えたリーゼントではなく…
『恭ちゃーんっ!あっそびっにきーたーよ』
↑コレ。このお馬鹿
『はい、目を逸らすなー。なにさー僕がきたのに嬉しくないのー?』
「全然全く嬉しさなんてないけど」
『こんのツンデレめ!本当は嬉しいくせに( ´艸`)』
「果てしなくウザイね」
なんだよもーめんどくせーよー
え?キャラ崩壊?今更だね
「…で、今日は何しにきたの?」
『そうそう!忘れてた』
不意に小鳥は鞄の中をガサガサと探り出す
「ねぇ、今PSPとか3DSとか見えたんだけど」
『錯覚だ…っと、あったあった!はいっ』
じゃんっと効果音(自分で)をつけて出したのは、綺麗にラッピングされた箱
「何これ?」
『え…分かんないの?君の頭て…』
「お前の頭の方が気になるわ…もしかして、バレンタイン?」
『そう!チョコと抹茶マフィンを作ってみました』
得意気な小鳥の顔は満面の笑みで…
「僕に?」
『うん』
「…明日は雪かな」
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