テニス/短い夢

□二年後
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なんとなく、中学校に行きたなった。
せやから、元テニス部の奴等にメールして行くことにした。


財前とケンヤと一氏、千歳は来たけど他の連中はテスト期間やらなんやらで来なかった。




謙「部室行くん久しぶりやな」

白「そやなー、学校卒業してから一回も行ってないしな」

財「俺は一回行きました」

謙「どやったん?」

白「金ちゃん、成長しとった?」

一「そんな直ぐに成長なんかせんやろ、とくに金ちゃんは」

千「俺もそう思うばい」

謙「んな予想はええねん、で、成長しとったんか?」

財「それはお楽しみっすわ」

全「なんやそれ…」



そんなことを話してる間にもう学校についてもうた。

今日は在学生の頃と違うから校門やのうて関係者口から入る。

実はここ使うの少し楽しみやった。


入り口で受付をすまして職員室に足を運ぶが、そこにオサムちゃんの姿は無かった。


中学のころ、散々みんなでからかった山中という先生が俺達に気がついた。


先「おぉ、久しぶり、お前らでかくなったなぁ」

謙「久しぶりやな、先生」

白「それより、オサムちゃんどこにおるん?」

先「部室にいるとおもうで」

白「先生、あんがとさん」

謙「ほな」


先生に別れを告げて、テニス部へ足を運ぶ。









白「オサムちゃーん、おる??」

オ「おぉ!久しぶりやな」

謙「なんか、あんまり変わらんな」

オ「大人は急成長しません」

千「金ちゃんはどこね」

オ「……あぁ…」

一「なんかあったんか?」

オ「会うが一番早いな。ちょっとまっとき」


金ちゃんに、なんかあったんやろか…?

少し心配や。

あのゴンタクレ、二年でスーパーゴンタクレになってへんよな…




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