テニス/短い夢

□二年後
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財「しかし、こうしてると中学のころみたいっすね」

謙「そやなー、にしても金太郎さん遅いな」

一「焦りすぎや、まだ先生がいって一分たってないで」

謙「待つんは嫌いなんや」

財「相変わらずっすね、そのせっかち」


俺たちは元自分らの部室で昔のように騒いどった。

そのとき、部室のドアが開いた。


?「久しぶりやなーみんな」

全「??!?!」

財「な、成長したやろ?」




みんな思っただろう。

誰やこいつと。

だって目の前には見知らぬ男がいたから。


謙「………侑…士…」

?「ケンヤ、お前の変態従兄弟と一緒にするなや」


そう、見た目はどうみてもケンヤの従兄弟の侑士君や。
けど、身長が全然違う、この男の方がデカいし、声だって少し高い。


?「ワイや、遠山 金太郎や」

全「??!!」

金「二年でワイの顔忘れるなんて酷い先輩達や」
白「ほ、ほんまに金ちゃんか?」

謙「嘘や」

金「ま、ええわ。んでなんかようか?」

一「なんや、えろう進化したな」

金「惚れたか?」

一「な、なに言うてんねんっ!!」

金「冗談や、冗談。お前一氏みたいなチンチクリン頼まれたっていやや」

一「な、なんやとっ!」

金「しかも、どう見たって、お前受けやん。俺はタチ喰いが好きやねん」

全「……!」


二年前のあの無邪気な可愛ええ金ちゃんが。

タチ喰いってなんやの?!


金「まぁ、抱かれたいんやったら抱いてやらんこともないで、あーん?」

千「金ちゃん、どうしたんね?!なんで口調が少し氷帝のナルシストみたいなんね??」

謙「つっこむとこそこかいっ!!」

金「ケンヤ、細かいこと言うてると女の子にモテへんで?」


少し上から目線でケンヤち言う。


そう、


金ちゃんはスーパーゴンタクレにはならなかったけど


何か大切なものを失って大人に急成長してました。





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