テニス/短い夢
□終わらない
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♪♪〜〜♪〜♪♪
「もしーん？」
『あ、幸村部長ー…』
８月３０日。
夏休みが終わる２日前。
愛しの後輩『切原赤也』からの一本の電話があった。
「どうしたんだい？赤也」
『えっと……あの、っすね…』
「？？？」
『し、宿題手伝って下さいっ！！』
「……………………？」
What？？
『宿題終わらないんす〜！』
赤也の悲痛な叫びが電話越しに聞こえる。
「あ、赤也？いったい宿題は何が終わってないんだい？」
『えっと…理科と数学と国語と英語と社会と保健と…』
俺は赤也の言葉を遮った｡
「つまり全部終わっていないんだね？」
『…っす』
「よしっ、宿題全部持って俺の家においでっ！！手伝ってあげるっ」
『部長ぉぉぉおっ！！』
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