06/22の日記

22:05
「走る馬」選びのポイントそのD
---------------
《毛づや、筋肉の質を見極める》

「走る馬」選びをより完璧に近づけるには、「毛づや、筋肉の質」を見極める事が重要です。

「毛づや」は、写真撮影が春先のため冬毛が残っている馬や、マイネル軍団のように夜間放牧などでお世辞にも毛づやが良くない馬がいるので一概には言えないですが、やはり「毛づや」が良い馬は走る馬が多い。

これは「毛づやが良い=新陳代謝が活発」なため、内臓機能が良い事を示しているからでしょう。

筋肉の質は、見落としがちですが非常に重要なポイントなので、今まで特に意識していなかった人は是非これから意識して下さい。

いくら馬体のシルエットや顔、血統が良くても、筋肉の質が良くなければ出世に繋がらない事があります。
逆に「何でこの馬体でこんなに走るの?」という馬には、筋肉の質が良い馬が多かったりします。

余談ですが、なぜ僕が「筋肉の質」に注目する様になったのか?というと、ディープインパクトの2歳時、POGの写真を見ていてもディープインパクトの馬体が全く目に止まらなかったからです。
兄のブラックタイドに比べると馬体の迫力には欠けるし、正直どこが良いのかサッパリわからなかった。
そこで、視点を「馬体の造り」から「筋肉」に変えて見てみると、他とは比べ物にならない「筋肉の質」を持っている事がわかった。

もちろん、後からディープインパクトの馬体の良さは十分に理解できたのですが、それをより活かす事ができたのは、間違いなくあの「筋肉の質」にあったと思います。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

03:30
「走る馬」選びのポイントそのC
---------------
《馬体の各パーツをチェック》

顔もOKとなれば、次はいよいよ馬体を細かくチェックです。
これはPOGを戦い抜く上で非常に大事です。

特に僕が大事にしてるのは、トモの入り具合、飛折の角度、脚元のスッキリ度ですね。

この3点さえしっかり押さえておけば、ある程度は走ってくれると思います。

まずトモの入り具合ですが、これは感覚的な話になるので説明が非常に難しいです。
「トモが入ってる」という言葉自体、去年あたりに自分が勝手に作った言葉なので、その感覚を文章で人に上手く伝えるのは…(汗)
大雑把に言えば、芝向きで瞬発力もしくは持続力のある末脚を使えるトモを持ってるか?という事ですね。
良いトモをしている馬はたくさんいるのですが、トモの骨の角度が絶妙なバランスで入ってる馬というのはなかなか少ないです。
それを見つけられたら一気に「走る馬」を指名できる近道になるのですが…(笑)

飛折の角度ですが、これは皆さんもチェックされてると思うし、特にオリジナル要素はないです。
あえて言うなら、寝すぎず立ちすぎず、どちらかというと後ろ脚の方を重要視してます。

脚元のスッキリ度ですが、これも感覚的な話になります。
ソエや脚元に不安がないか?という事を言ってるのではなく、脚元がスッキリ整ってるかどうか。
これまた自分が養った感覚なので文章で伝えるのは難しいですが、これがわかればデビューが遅れる馬を取らずに済むかも!?

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

02:54
「走る馬」選びのポイントそのB
---------------
《顔の良い馬を選ぶ》

馬体全体のバランスと血統の比較が終わったら、次に大事なのは顔です。

「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、「馬の顔は素質を語る」と冗談抜きで思っています。

実際にディープインパクトやアパパネなど、名馬はみんな良い顔をしてますよね。

そのディープインパクトやアパパネの金子オーナーが、馬選びで一番大事にしてる事は「顔の良い馬を選ぶ事」だと言っていたので、間違いではないと思います。

もちろん顔だけ良くてもダメですが(笑)

美形かどうかだけではなく、特に眼の澄み具合、鼻の大きさ、アゴの発達具合なんかを気にされると尚良いかもしれません。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

02:23
「走る馬」選びのポイントそのA
---------------
《馬体と血統を比較する意味》

ご存知だとは思いますが、ネオユニヴァースやダンスインザダーク産駒には、後ろ脚が流れ気味になってる馬が多いです。
これはサンデー系の特徴なのですが、一般的には決して良い特徴とは言えません。
もしサンデー系以外の馬がそうであれば、「腰回りや後ろ脚の筋力が弱い」と判断して、確実に切り捨て材料となるでしょう。

しかし、ネオユニヴァースやダンスインザダークの産駒に限って言えば、その特徴を受け継いだ馬の方が「走る馬」に近づく事になります。

普通だと弱点になりかねない「流れ気味の後ろ脚」が、サンデー系では良い意味での「緩さ」や「柔軟性」となり、レースでのバネや瞬発力を生む事に繋がるのです。

そういった血統による長所や短所はどの血統にも存在するため、僕は馬体と血統の比較をオススメしてます。

実際に父親のネオユニヴァース自身がそうであったように、一昨年のネオヴァンドームや去年のユニバーサルバンクにも同様の「後ろ脚の緩さ」がありました。
普通ならそれを「短所」と捉えてしまう所ですが、僕はこの血統特有の「長所」だと捉え、2年連続でネオユニヴァース産駒のクラシック出走馬を指名する事ができました。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

01:41
「走る馬」選びのポイントその@
---------------
《馬体と血統の比較》

当たり前の事ですが、まずは全体のバランスや雰囲気を見ます。
その時のポイントとしては、血統と比較しながら見ると良いです。
よく、「血統を見ずに馬だけ見て良いと思える馬が良い馬だ。」と言われる方がいますが、それは間違いです。
馬というのは、血統によって馬体のシルエットが全然違ってきますから、必ずしも「A」の血統の理想体型=「B」の血統の理想体型になるとは限りません。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ