【本】無印夢

□そんな君に送る-another side-
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塔子だ

今日はリカが円堂と冬花をくっつけるんだって面白がって冬花に嘘教え込んで無理やりやらせたデート(もどき)を尾行させられてた
アイス屋に向かう所を壁山と栗松に発見されそのアイス屋では風丸と緑川に発見されるし…
挙句の果てに秋と春菜にも見つかる始末

ったく…尾行もクソもない……

秋と春菜は飯の準備で先に帰った
ってことで今はアタシを含めて6人で雷門へ帰宅中(まぁ家じゃないけどさ)


「あの二人なんやじれったいわ〜!丸分かりの氷星と豪炎寺と違って円堂は何考えてるかさっぱり分からん!」
「オイオイそれじゃ氷星と豪炎寺可哀想だって」

「じゃあ塔子は氷星と豪炎寺がじれったくない言うんか!?」
「いや、まぁじれったいけどさ…」


あの二人は完全に両思いなのに何故かくっ付かない
確かに、リカの言うとおりじれったいものはある


「雷門とそこまで関わりない僕でも分かるよ」
「まぁアレは分かるよなぁ……」
「そうでヤンス!」


やっぱ緑川でも気付くのか
…こりゃイナズマジャパン全員にバレてんだろあの二人………


「あの二人にもドキドキのラブイベントを起こすべきや!」
「リカお前…懲りないな」
「そんなこと言ったって今日氷星がおしゃれして出掛けててんで?分かれへんわ」


言われてみれば今日私服でどっか行こうとする氷星を見かけた


「ハッ…!もしや二股!?」
「氷星さんはそんな人じゃないッス!」
「じゃあ豪炎寺とデートや!」
「そんな都合よく行くわけねーだろ!」


そう言って商店街の角を曲がった、その時アタシは自分の目を疑った



「デートや「煩いっ!」



アタシより先にリカが言ったが、うん
氷星が豪炎寺と歩いてやがる

男共を見れば全員顔赤くしてた。こんなことで顔赤くするなんてまだまだだな



「とにかく追うぞ!」
「任せとき!」



色恋沙汰には女の方が強い、ってか?
さぁもう一度尾行開始

いい加減くっ付けお前等!!








(あ!豪炎寺がもっかい店に入ったぞ!)
(あれは絶対プレゼントや!)
(なるほど…そういう手できたか豪炎寺…)

(かなりいい雰囲気でヤンス)
(でも結局くっ付いてるのかくっ付いてないのかわからないな)

(これは後で豪炎寺に問い詰めるべきか)
(そっちは任せた風丸)
(アタシ等は氷星に聞き込み行くで塔子!)
(おう!)


●●

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