【本】青春ボイコット

□第13話
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入部テストが終わり、へとへとになった体に鞭打ってジャージから制服へ着替える。


「夏目は元気そうだよね…」


いつの間にと言うぐらい早く、むしろ自分たちが着替えようとした時既に着替えを終わらせていた夏目に信助が呟く。
もう鞄を肩にかけ、夏目は学校を出る気満々。
その表情からはまったく疲れの色が見られない。


『まぁ…僕は鍛えられてるから』

「鍛えられてる?」
「誰に?」


天馬の問いに、夏目は人差し指を立てそれを口元に当てる。







『ヒミツ!』






夏目は悪戯に笑って早々に駆けて行った。






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