〜20120315

□お見舞い
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「…任務中に怪我するならともかく。」

「…はい。」

「なんでおめーは手足全てを骨折してる?」

「…犬と戯れてました。」



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「だぁぁあああああ!!!
なんで犬に!?なんで!?犬塚さんち相談みない!?なんか俺言ってること意味わかんねーし!?」

「歩いてたら足ふんじゃったんだよハハッ!(キラッ」

「ハハッ!!(キラッ じゃねぇよ!
それでも中忍か!!」

「いま私のマネしたことに全力で引いたわ…」

「あーもーお前めんどくせー!
俺帰るわ、じゃあな!」

「うん!じゃあね!」


ガラガラガラッ


…ったくなんだよアイツ。
名無しさんが入院したってきいて心配して来たら、
何が ハハッ!(キラッ だよチクショー。


「おや、シカマル君じゃない。(コイツ一人でハハッ!(キラッ ってやってたけど大丈夫なのか…?)
名無しさんのお見舞いに来たの?」

「カカシ先生…。
そーなんすけど、名無しさんのヤツ、犬と戯れて骨折したって…」

「あー…。戯れるっていうかね、
犬が崖から落ちそうになって
助けたら足を滑らせて自分が落ちたらしいよ。」

「そうだったんスか?」

「そうらしいね、なんか誤解があったみたいね。」


名無しさんごめん!ただ遊んでるんじゃなかったんだな。
俺はとっさに八百屋に行った。

「どうしたんだシカマル!
そんなに焦って!」

「リンゴくれ!!!!!!」

「お、おうよ、ただでやる!もってきな!」

「ありがとな親父!」


そして病院に戻った。
ガラガラガラッ


「名無しさん!!」

「シカマル?帰ったんじゃないの?」

「まぁお前も大変だったんだな。
リンゴ剥いてやるから食えよ?」

「剥けるの?」

「あぁ…」


……。

「シカマル、私が剥くよ!」

「ごめんな。」


器用にリンゴを向くのを見ていて
リンゴを差し出してきた。


「はい、あーんして」

「おう」


あれ?なんか逆じゃね?
…まぁいいか。


「あーん」

「シカマル、なんか逆じゃね?
…まぁいいか。」



以心伝心…!?



end

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