〜20120315

□ビーフストロガノフと呼んで
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「シカマルの両親は今日いないんでしょ?」

「ん?あぁそうだが」

「一緒にビーフストロガノフを作ろう」

「俺は適当に買って食うつもりなんだが…」

「ビーフストロガノフを作ろう」

「めんどくせーよ」

「作ろう」


もう断るのもめんどくせぇ。
っていうかカレーでよくね?
ビーフストロガノフってなんですか?



「はいっ!って訳でやって来ました奈良シカマル君のお家でございます!
今日は何故やって来たかというとクッキングでございます!
コメンテーターはこの方達!」


『どうも、畑カカシです』

『テン…間違えたヤマトです』



え?なんでテレビ番組見たくなってんだ?
名無しさんと俺二人で作る予定だとおもったのに?
まるで新婚さんのようにな!!!

「さぁそれでは野菜を切っていきましょう!頑張れシカマル!」

「俺が!?」

「さあ奈良シカマル!まずは何をするかと思いきや、まな板を…取ったアアアア!!そのまま包丁を右手に持ちます」


『どうやら彼は右利きのようですね』

『僕の写輪眼なら包丁を持つ前からわかってましたがね』


「野菜を丁寧に切っていく!」


『ここは性格が現れますね』

『まぁ僕の写輪眼を使わなくとも几帳面な性格というのがわかりますね』


…コイツら

めんどくせぇ…!


「おい名無しさん、こっからどうすんだよ」

「煮込め!野菜と牛肉を煮込め!」

「お前なにもやらないのかよ!?」

「実況ですから」



ありえねぇ…!


『どうやらシカマル君は愚痴をこぼしはじめた見たいですね、先輩』

『男あるまじき行為ですね。最悪だな。』


うぜぇ…!
俺はコイツらの言葉を聞き流しつつ名無しさんの指示に従いビーフストロガノフを作り上げた。

「それでは試食してもらいましょう!」

『『いただきまーす』』

『おいしいねこのカレー「オイ、ビーフストロガノフだぞ」

『本当ですねおいしいこのカレー「ビーフストロガノフだぞコラ」


「…シカマル」

「名無しさん、この上忍らカレーって…」

「そこは上司だ、我慢しろ
さぁ食べよう?このカレー」

「作ろうって言ったのお前だよなあああ!??」




end
 

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