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□difference in age
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「剣城くんっ」

剣城君はすごいです。
痩せっぽちだけど身長だけは高い俺が急に抱きついても一緒になって倒れたりしない。
細身なのにちゃんと筋肉のついた身体に抱きしめられて、カッと俺の身体の奥の方で火が点る。
う〜〜〜、どうしよう。
剣城君の肩も腕も硬いですよぉ。
目の前にある剣城君の肩は滑らかなのに、どうしてこんなに硬いんですかぁ?
お腹に当たる剣城君のお腹も全然ぷにぷにしてなくて、どうしようもしかして全身こんな風に硬いのかな?って思ったら、すっごいエッチな考えが頭に浮かんでしまいました…。
剣城君の身体で一番硬くなる場所のこと。
う、本当にさっきから俺どうしようもないですよぉ…。
エロい事ばっかすぐに頭に浮かんで。
しかも…、しかも…!
…内緒ですけど俺のはもう固くなっちゃってるとか最低です…。


「…っ、剣城くぅん」

どうしよう、どうしよう…!
ドッ、ドッ、ドッて心臓がやけに遠くでゆっくりと音を立ててる。
何にもしてないのに目が潤んできちゃうっておかしいですよぉ。
どうにかしたいって衝動がお腹の奥のほうから湧き上がってふつふつとしてるのに、それをどうしたらいいか分からない。
目に映る剣城君の白くなだらかな首筋にあぐあぐって甘噛みしたくて堪らない。

噛むって駄目、…ですよね。
でも…、舐めるくらいなら、い、痛くないですし!
少しくらい…、駄目、ですかね…?


「はぁ…っ、はぁ…っ、つる、ぎっくぅん…!」

あ…、駄目。駄目なのに…!
俺は熱くてじんじんしてるお腹を剣城君にぎゅって押し付けてしまいました。
あー…、バレちゃいましたよね?バレましたよね!?
俺が剣城君に興奮しまくってる事。

しかもですよ!?
ぎゅってお腹をくっつけると、さっきよりも更に首が俺の顔に近くなるんですよ!
多分…、きっとちょっとだけ舌を出せば剣城君の首に届いちゃいますよぉ…。
ちょっと…、本当にちょっとだけ…。
ん…ッ。
ヤバいぃ…、ちょっと自制がききそうにないですよぉ…!


「はぁ…っ、はぁ…っ、んっ!」

ちょんって舌を剣城君の首にくっつけただけで剣城君がビクッて身体を強張らせた。
お、怒ります、か…!?
思わぬ反応に俺は恐る恐る剣城君の顔を窺った。

「……ッ!」

わ、はわわっ!
剣城君が困ったような耐えてるような顔で真っ赤になって俺から顔を背けてます。
それを見た瞬間、一気に身体の奥からじわって何かが溢れた。

か、か、可愛いいですよおおお!


「つ、つ、つ、ちゅるぎくんッ!」

もう我慢なんて出来ませんよぉ!
俺は剣城くんの名前を噛んだ事なんてお構いなしに、かぷッて剣城君の肩に咬み付いた。
剣城君の肩はやっぱり硬くて甘噛みなんかじゃ歯が立たない。
筋肉の筋を歯で銜えて、舌で弾力を確かめてみてもやっぱり硬くて全然押せない。
筋肉の付いた「男」の人の身体。
これが「剣城君の」身体。
自分以外の人の身体をこんな風に身をもって感じるなんて初めての経験で、なんだか凄く胸がドキドキして張り裂けそう。
もっと身体を感じたくて、俺は剣城君の首を抱えるようにしてがっちりと抱きついてしまった。

「はぁッ、はッ、…ん、つるぎ…く…ッ」

俺のがっついた勢いに剣城君の身体が勢いに押されるようにゆっくりと後ろへ下がっていく。
俺は床に腰を下ろした剣城君に膝立ちで跨り、肩に顔を埋めるような姿勢でその首筋に歯を立てた。

「ッ!」

俺が歯を立てた瞬間、剣城君の身体がヒクリと強張る。
俺が噛んで剣城君が反応する。
…わ、わ、わぁ…、どうしよう!
これって俺が剣城君の身体を歯で感じたように剣城君も肌で俺の事を感じてるって事ですよね?
…ハァッ、興奮しちゃいますよぉ…!


「…ッん、ハァッ、ん!」

思いっきり噛んでしまったところに舌を這わすとそこは小さな窪みが出来ている。
あ、あ…、俺の歯の痕が剣城君の肩に…!
俺の歯の痕が剣城君の肩に付いたと思うと背中がゾクゾクしちゃいます。

「んんッ!…んッ、剣城くんッ!剣城くん…ッ!」

俺は歯の痕が付いてしまったところが堪らなく愛おしくて、そのへこんだところを埋めるようにペロペロと夢中で舐めた。
馬鹿みたいに興奮してしまってやけに身体が熱い。
その激しい熱に俺はもう立ってられなくて膝立ちしていた身体をペタンって床にへたり込んだ。


「ふ、ぁぁ…っ」

でも座り込んだ其処は当然ながら冷たい床なんかじゃなくて剣城君の上で。
一番敏感な部分が剣城君の硬い身体に触れてしまいました。
その瞬間、ビリビリって電気が走ったみたいな刺激が走って目の奥が熱くなる。

ど、ど、どうしましょう…、涙が溢れちゃいますよぉ…ッ!


「ふぇ…、つるぎ、くぅ…ん……ッ」

俺は零れそうになった涙を手の甲で慌てて拭った。
俯いた俺の視界に入る、硬い硬い剣城君の腹筋の上にあるもう片方の俺の手。

…それと剣城君のお腹に擦りつけるように揺れ続けている俺の腰。
うう…、恥ずかしいよぉ…!


「俺…、俺…、身体がすっごく熱いんです…」

恥ずかしいって思ってるのに腰、止まりませんよぉ…。
熱を放出したくて腰を押し付けてるのに、全然収まらなくてもどかしい。
弱火で炙られるようなじれったい刺激に俺はもう我慢出来なくて制服の上着をハシタナク捲くり上げた。


「つるぎ、く……ッ。
俺…、どうしたらいいですかぁ…?苦しいですよぉ…ッ!」

素肌に手を廻して悶えるような熱に苛む自分の身体を抱きしめる。
ああ…、剣城君…!
早くどうにかして下さい…ッ!




 
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