ほっと
□Stationery!?
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〔S・N + A〕
『ねぇ ちょっとー』
『…相葉ちゃん、聞いてる?』
「………。」
『…ぜーったい相葉さん聞こえてますって。』
『…やっぱり?』
『あーばさーん
いい加減、俺たちの話
聞いてもらえませーん?』
『ねっ相葉ちゃん!』
…さっきっから机のスミが五月蝿い
いや、けっこー前からかな?
『あーばさーん』
『相葉ちゃーん』
「…なんだよっ!聞こえてるって!!」
『ほらぁーやっぱ聞こえてんじゃん』
『返事くらいしてくれたっていーじゃーん』
「……だから。
なに?用ないなら音楽…」
『『待って待って!言うから!』』
すぐに、していたイヤホンをはめようとすると、
全力で2人して止める(笑
「…用件は?」
『あーばさんがぜーんぜん使ってくれないから、くっついちゃうんですって。俺たち。』
「…は?」
『あ、相葉ちゃん 知らない?
ほらココ見てよ』
この2人は今
積み重ねられていて、
その下になっている赤いカバーの方が、シャツを捲る。
『この脇腹のところ。
ちゃんと書いてあるっしょ?』
〔注意:他のものと、長時間いっしょにしておくと、くっつく事がありますのでご注意ください。〕
「…あ、そうなの?」
『そうなの!だからさ、
離して置かないと、こう…パリッとさ、貼り付いちゃう訳ですよ。』
「ふーん?
じゃあ…今までごめんね?」
ようやく叫んでいた訳が分かって、
上に乗っていた、黄色いカバーの方を摘まみ、
少し離れた場所に置いた。
そして、またイヤホンを耳にはめる。
…数秒後。
『あーばさんあーばさん!』
『相葉ちゃん相葉ちゃん!』
…今度は何!?
『…おい あいばかぁ!!』
「バカは余計だろバカは!!」
『やっぱ聞こえてんじゃん。
あのさ、』
「…何。」
『『…元に戻して?』』
はいぃ??
「……アンタたちから言い出したんでしょうがっ」
『だってだってー…
気付いたんだよ?カズが上からいなくなって…』
『俺も!ショウから離れて…』
『『やっぱりカズ(ショウ)と一緒がいいって
「あーそうかい。じゃあずっとくっついとけー」(棒読み)
黄色を摘まみ、赤の上に落とした。
『…ぶほッ!
………カズ…!!!』
『ショウ…!!!』
むぎゅーーーっ
「…お幸せにー」
『もう離れたいなんて言わねーよっカズ!!』
『俺も、ショウとだったら
くっついて、溶けて1つになっちゃってもいい!!』
…勝手にやってくれ。
〔消しゴムS・N + 持ち主A〕
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