ほっと
□12/24 U
2ページ/3ページ
'
「しょーちゃんしょーちゃんっ」
かれこれ2時間くらい歩いたかな?
足はヘトヘトで、もう歩きたくない!って言ってるけど
前をずんずん歩いて行く雅紀が、素晴らしく可愛い笑顔を浮かべながら
ときどき振り返るもんで…
…もうなにも言えないよね
可愛すぎるんだもん。
少し休憩したりしながら
お店を渡り歩いていると
…あっという間に日が暮れてしまった。
「もう真っ暗だねー…」
雅紀がつまんなそうに呟く。
2人して少しずつ疲れが出てきて、
帰るかんじの話になってくる。
「今日、…楽しかったなあーっ
しょーちゃんとお買い物できるなんて!」
それでも笑顔の雅紀を見ると
1日の疲れが癒される。
ずっとこの時間が続けばいいのに…とか思ってみたりして
――ふと気づく。
告白してなくね!?
俺思い出すの遅すぎるだろ!
やばい…
今日が終わる。
大切な誕生日が…!
キラッ
「…ん?」
.