刀っていいな

□に
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「名前さん!」
『あん?』


ただいま更木隊長に呼び出しされたので鏡潜って行こうと思ったら、秋田藤四郎と小夜左文字に抱きつかれた。可愛い。違う。


『どうしたんだい二人共』
「せいれいてい?行くの?」
『うん、隊長に呼び出されたんだ』
「僕達も行きたい!です!」
『……ん?』


まぁいいか。暇なんだろう。毎回瀞霊廷の話してたから行ってみたくなったのかな?小夜左文字は他の短刀に比べてあまりこう意思表示をしてくる事が少ないから、いい事だ。


『私の側を離れないなら連れていこう』
「やった!はーい!離れません!」
「……やった」


可愛い。通りかかったへし切長谷部にその旨を伝えてから鏡を潜った。




『テメーハゲェ!!!なんで私の部屋にいんだコルァ!!!』
「更木隊長に迎えに行けって言われたんだゴルァ!!……あ?」
「「……」」
『ハゲェ!!!うちの短刀達が怯えてるじゃねぇか!!もう少しお上品な言葉使え!!』
「テメーの言葉遣いが汚ぇからビビってんだろ!!言葉直せ!!」
『はーんテメェのハゲ頭に驚いたんじゃないですかねぇー?

「はぁぁん!!?」
「喧しいよ君達」
『「いってぇ!!!」』


弓親さんに殴られた。この野郎割と本気で殴りやがって。秋田藤四郎と小夜左文字があたふたしてる。


「……ん?名前、確か聞く所の本丸の子達かい?」
『うん、瀞霊廷来てみたいって言うから連れてきました』
「ふうん。こんにちは」
「「こ、こんにちは……」」
「君達の事は名前から聞いてるよ。僕は綾瀬川弓親、君達は?」
「あ、秋田藤四郎です!」
「小夜左文字……」
「秋田に小夜だね。あ、名前、隊長呼んでるから早めに行きなよ」
『はーい』
「おう俺を無視すんじゃねえ」
『行くよ二人共』
「聞けよ!!」


ハゲが五月蝿いのは日常茶飯事です。
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