クローズ、worst

□十三が酔っ払ったようです
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午前一時。

タイトル通りです。十三が酔っ払いました。珍しい事もあるもんだ、あの人ザルだもの。ほんと滅多に酔わない。酔わないのに普段あんなふざけてんのかふざけてんな。
そうじゃない。今日コイツは本当に酔っている。本気で酔っ払った十三のめんどくささは体験した人しか解らない。

将五とアイコンタクト。――――逃げるぞ。

ぐびぐびと酒を煽る十三の背後をこっそりと2人で通り抜けようとすると、裾を掴まれた。


「ど〜こに行こうってんだぁ?あん?」
『ひぃっ!!気付かれた!!』
「離せ兄貴!!俺等は寝る!寝るぞ!!!」
「許す訳ねぇーだろ。たまにはお兄様に付き合えこの野郎共」
『誰がお兄様だ!鏡で見てから言えよ!どう見てもお兄様っつーよりオジキだわ!!』
「そうかそんなにイケメンか俺は」
「聞いちゃいねぇ!」
『誰だよコイツにこんなに酒飲ましたの!!』


トイレで延々と吐いてる野郎とソファで泣いてる野郎と1人で馬鹿笑いしてる野郎のせいです。


「…おぇえぇ……」
「うぅ〜俺が悪かったぁ……」
「だーっはっはっは!!!だー!!!」


上から九能龍信、香月ゲン
、鮫島義一である。改めて言わせろ。何してんだお前等。
時は遡り約五時間前。夜八時から久しぶりに集まった四代目メンバー。他にもいるって?4人集まれるのが最高に人が多いんだよ。仲地のオッサン忙しいしよ。


「名前……水くれ……」
『飲みすぎですよ龍信さんふざけんなよはい水』
「名前!!俺ァ!俺ァな……!」
『うるせぇさっさと寝ろ泣くな』
「名前お前冷たすぎるぞ。視線が」
『じゃあ将五が対処しろや』
「名前〜ゲンが泣いてがーっはっはっはっげほっ」
『はいはいうるせーよ酔っ払い』
「将五泡盛おかわり」
「龍信さん抑えてくれださい」


そもそもなんでコイツ等がここまで飲むまでなったのかは一日前に遡る。
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