黒子のバスケ

□喧嘩しませう
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※二年生。灰崎辞めてない設定。主はフラグクラッシャーなマネージャー。サボろうとした青峰をボコリ調子に乗る黄瀬をボコり、と様々な意味でのフラグクラッシャー。一応みんなとは仲がいい。






「名前、お前は本当に俺、いや、俺達にとって必要で、大切な仲間だよ」



そう言って笑いあったのは2日前でございます。



『オイ、昨日私が用事で学校休んだからってこんな見事に1日で皆が変わるわけねぇーだろう。何があった黄瀬ぇ…!!!』
「お、俺じゃなくて!俺じゃなくて違うのに聞いてくださいッスよ名前っち!!いててててててて!!!」
『あぁ?テメェ様も昨日のその現場にいたんだろーか黄瀬ぇ…さぁ吐けゲロれ』
「待って!その前に顔はダメ!顔は!!!」


今日登校して朝練に行くと青峰も黄瀬も紫原もいなかった。一軍は緑間と灰崎、黒子だけ。赤司さえもいないなんて、なに?これ。みんな殺せばいいの?そうか殺れと。神様は私に告げられてるのですね


真顔で淡々とそんな事を呟くと、苦い顔をした三人がこう言った。


「赤司が変わってしまった」
「名前さんがいないから、紫原くんが駄々をこねて1on1を赤司くんに挑んで」
「負けそうになった赤司がキレて、…変わった。」


それってつまり紫原が悪いってこと?
赤司の、なんというか、情緒不安定というか、人格の変動には気付いていた。あの巨人め、我が儘すぎて変動を助けたな。
灰崎はもう必要ないと赤司に言われたそうだがとりあえず無視していたそうだ。よくやった。勝手に辞めてたら殴るとこだった。


黄瀬をボコり終え、青峰の元を訪ねると



「…いいじゃねえか。勝てりゃ練習なんかよ」
『…あぁ?』
「どっちにしたって俺に勝てる奴なんかいねぇじゃねえか…どーすんだよ練習なんかして…」
『…』
「これ以上、強くなっちまったらどーすんだよ、!」
『甘ったれた事言ってんじゃねぇくそが!!!!』
「ぐぶぉ!!!」


(教室ですよ)


アッパーカットを華麗に決めると鳩尾に右拳をめり込ませ、屈みこんだ青峰が座っていた椅子を蹴り払い、地べたに座らせ勢い良く背中を踏んだ。あ、クラスの皆さんいつもの事だからしーっですよー!


『これ以上強くなりたくねぇなら部活やめろ

「、はあ?!」
『周りの大人がとにかくキセキの世代を特別扱いしようと知ったこっちゃねぇ。でもな!テメェ等がいくら強くたって所詮部活は部活!上を目指すもんなんだよ!!』
「…」
『あースッキリした。次紫原潰してから、赤司の馬鹿野郎だな』
「ま、待てよ名前!」
『最後のチャンスは今日の放課後の部活だ』
「!」
『来なかったらお前、部活辞めさせるから。それでも周りがやらせようとしたりお前が抵抗したら部活やれない身体にするから』


無機質な目でそう青峰に告げた。
やだなぁそんなビビるなよ青峰。本気なわけないでしょ?だってお前バスケは好きだもんね?バスケは辞めたくないでしょ?


「…大丈夫ですか青峰くん」
「、テツ」
「さっさと謝ることですね」
「…なぁ、さっきの、本当だと思うか?」
「部活やれない身体〜の話ですか?」
「あぁ」
「さぁ…ただ、僕は彼女が冗談を言ったのを見たことはありません」
「デスヨネ」



さぁ次はあの我が儘坊やか



『紫原』
「…名前ちん」
『なんだよ、なんでそんな涙目なのさ』
「俺の事、怒
りに来たんでしょ?」
『怒られるって自覚してるんだ?』
「朝練、行かなかったから」
『それだけ?』
「…赤ちん、に…ふざけて1on1…挑んで、勝てそうで、」
『うん、』
「もしかしたら!って、赤ちんが負けるところ初めて見れるかもって、そしたら、そしたら、…っ」


あー、殴りに来たのに、泣かれたら殴れないじゃないか。


「赤ちん、なんか変わって、勝てば練習しなくていいって、」
『うん』
「緑ちんも怒ってたし、」


うー、とぼろぼろ涙を流しながら上から見下ろす紫原。うん。馬鹿ですね。


『…なんで練習出ないなんて言った?』
「はじめは、冗談のつもりで、でも赤ちんはほんとに出なくていいって、」
『それで本当に今日出てこなかったんだー』
「、あ」
『ばっきゃもーん!!!』
「ぐぶぁ!!」


ばちこーんと綺麗に張り手を張った。紅葉出来るくらいの。あ、クラスの皆さん気にしないで!バスケ部じゃ普通です!
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