その他もろもろ

□もしも:不良主がトリップしたら
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どうも、皆の苗字名前です。今日も元気にマッスルマッスル。

ところで今ですね、私は意味の解らない状況に巻き込まれています。え?いつも通り?ちょっと体育館裏で。

つまりどんな状況かと言うとだな



・目が覚めたら見知らぬ場所!


「誰よアンタ!なんなのよ!!」
『は?テメェが誰だクソ女』


・なんか見知らぬ女と男!


「なんで女なんか出てくるのよ!!おかしいじゃない!!」
『おう姉ちゃん聞き捨てならねーなお前だって女の癖に女なんかってなんだとりあえず座れコラ』


・とにかく罵倒!


いやなんだこの状況。目の前で騒ぐ女と微妙な顔をするなんか変な白髪の世間一般ではイケメンと呼ばれる男。


「鶴丸!拘束しなさい!」
『あ?殺す?死ぬ?』


すると、白髪が立ち上がり私の腕を掴もうとした。うん、これはあかん。

という訳で、自衛しますか。くるりと手首を回して白髪の手を外し、女の襟を掴む。十三には女には手を出すなよ。面倒だからな!と言われていたが緊急事態だ、仕方ない。そのまま女の首に腕を回す。


「ちょ
、鶴丸!助けなさい!!」
『動くな白髪。首折るぞ』
「…、」
「やめなさいよ!そんな事してどうなるか解ってるんでしょうね!!」
『いや突然罵声あげてきて拘束しようとする奴なんか知らんわ。大丈夫まだ未成年だから1人くらいなら年少で済むし?』
「なによその考えは!!」


どうやら白髪はこの女がいると手を出せないらしい。うむ、この女が反撃の手段がないなら十三や幼馴染み、現役ボクサー達に教えられた護身術で勝てない筈がない。確実に急所を狙うように教えられてきたからな!
人を殺すべからず、は当たり前の事だが、こうも言われている。

《逆に殺されそうなら殺せ。一生会えねーくらいなら一時会えねー方がマシだろう》

まぁ俺はそんなヘマしねーがな、と付け足してはいたが、ここで拘束されてもしかしたら危害が加わるかもしれない。あんな罵倒の後だ、警戒せざるを得ないだろう。ここでコロッと死んで真喜雄兄ちゃん達のとこに逝ったら殴られるだろうよ。


「わ、解ったわ、なにもしないから離しなさいよ!」
『本当に?』
「本当よ!」
『私アンタの話に耳を傾ける理由はないんだけどね』
「、要求を聞くわ。何が
目的で来たの?」
『いや要求もなにも、来ちゃったんだよ。寝て起きたらここだよ突然の罵倒だよ』
「え、刀じゃないの?」
『は?なに?頭大丈夫?死ぬ?死ね?』
「だって鍛刀して出てきたんだから刀でしょう!」
『おう白髪、日本語訳してくんね?私日本語しか解んねーんだわ』
「いや、俺からも同じ意見だ」
『んだよ日本語話せよ』
「日本語だぞ?」
『なに?白髪語?あかんわ……ッ!!』


一瞬の油断だった。女に腕を思い切り噛まれ、離してしまった。…これはまずい。

先程は気付かなかったが白髪は腰に刀らしきものを下げている。あかんやつや。危ないやつや。


『一時退散!』
「ちょ、待ちなさい!追いなさい鶴丸!」
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