休暇なう

□はちわ
1ページ/4ページ

義骸の傷もすっかり塞がりいい感じの苗字名前です。さて、私ちょっと困った物を見付けてしまいました。


『誰だァァアアア洗濯にパンツ入れたの!!!パンツは各々洗えって言ったよなぁぁあああ!!!?』
「あ、名前キレた」
「アイツ仕事中だけは敬語取れるよな」
「あ、わ、悪い名前、それァ俺の」
『……ティーチさん?洗濯物は下着以外ならなんでも出していいって私言いました。下着以外なら』
「ゼハハハ!!悪いなぁ!そんな怒んなよ名前!」
『何日も風呂入ってないようなティーチさんのくっっっっさいパンツ洗濯板でゴシゴシする身にもなってもらえます?それともそういう性的嗜好でもあるんです?この綺麗に洗ったイチゴパンツちょっとナースの部屋に』
「悪い。ほんと悪かった。晩飯の肉分けるから許せ。」
『よろしい。』


別にパンツ入れてたから怒ってる訳じゃねーよ。いや汚くてマジで触るの嫌だけど十一番隊でも洗濯で褌入れた野郎いたし。ハゲと更木隊長な。あの2人にはこっぴどく叱ったらしばらくシュンとしてた。ちなみにそういう性的嗜好でもあるのかと聞け
ば2人揃って「あってもお前じゃちょっと」と言いやがったので枕を納豆だらけにした上死覇装にも納豆忍ばせておいた。


そうじゃない。パンツから漂うのは臭いだけじゃねえ。くせぇ。違うって。

死神の霊圧だ。え、パンツに付いてるってもしかしてとか思った腐女子の皆さん早まるな。確かにパンツからあれ?と思ったけどティーチ目の前にしたらがっつり霊圧付いてるもんだからびっくりだよ。
この世界にまだ私以外の死神は来ていない筈。それ以外の死神という事は、つまりそういう事だ。


『ポチ……あれ?ポチ?』


いねえ。どこ行ったんだアイツ。サッチん所かな?大変急ぎの用なんだけど。まぁいいかそのうち帰るだろ。


少ししてから林檎とプラムをむしゃむしゃと食いながらこちらに飛んでくるポチが。


『どーしたのそれ』
「サッチ、クレタ」
『やっぱりか。あんま甘やかすなよなぁ』
「コレ、ウマイ、ナマエ、クウ?」
『可愛い食べる許すぅ』
「おうポチ、プラムうめーか?」
「ウマイ」
『美味い』
「名前ちゃんも貰ったのか?まだあるぜ?」
『んやいいっすよー、ちょっ
と気になる事出来たんで今日早く寝るんでー』
「気になる事?」
『あぁ、そう、ポチ。』
「アイ」
『私がいない間船を護れ』
「!?」
「ホロウ?」
『あぁ、ちょっと多いわ。こっちに向きかねないからさ、変なの来たら喰え』
「エェ……」
「名前ちゃん、」
『サッチさん、私具合悪いって事にしといてー』


そのまま部屋へ向かおうとすればサッチに肩を掴まれる。……聞いてくるか?そうなれば一時的にでも記憶置換を使うぞ。そう思ったら全く想像していなかった言葉を頂いた。


「なんだか解らねえが、あまり危ねえ事はすんなよ。なんかあったら俺に言え」


力になるからな!と笑うサッチに目が丸くなる。……いい人間もいたものだ。よし、コイツ絶対死なせねえ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ