休暇なう
□じゅうさんわ
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「……ドフラミンゴ、貴様どういうつもりだ」
「フッフッフッ!なんだセンゴク、俺が会議に連続で出席するのがそんなに珍しいかァ?」
「違う!!お前が連れてるその女はなんだ!!!」
『やだぁ、ドフィ私こわぁい』
「怖くねぇぜ、コイツはちょっと癇癪持ちのジジイでな」
「ぐぬぬ……」
なんで私こんな喋り方してんだろ。きしょいわ。もっといつもの余所行き的な感じで行きたかったわ。そうしようとしたらドフラミンゴに見た目と合わないって言われて渋々こうなったんだけど。
あ、ジンベエだ。やめろお前こっち見て目ェ見開くな。
その後ゴタゴタ抜かしてた海軍諸君は七武海皆が「帰るぞ」と言い出したことで渋々会議を始めた。虚の情報マダー?
「失礼します」
「おおトウエン、待っていたぞ」
来た、伊山柊炎。変わりないなぁ昔から。この若造め。胡散臭い笑み浮かべてお前マジで私の弟子の真似でもしてんの?白髪の癖に?惣右介坊のがもっとイケメンよ?同じ白髪でも十四郎のが優しい顔よ?ブッコロリだぞ?
「さて、この前の件だが、トウエン」
「ええ、虚を海賊の討伐に使うというお話ですね。まず、確
認しておくことは虚は僕にしかコントロール出来ませんが、中将以上の方には従うようにしてあります。各々特別な力を持っていますので、武器のような感覚でいいです」
「そもそも虚とはなんなのだ?」
「簡単に言えば幽霊ですよ。善良な霊が手助けしてくれるのです」
嘘吐け、と言いたいのだろうドフラミンゴの私の腰を掴む手が少し強くなる。ドフラミンゴは殺されかけたもんねー。にしても好き勝手言いやがる。なにが善良な霊だよ、虚は大抵未練たらたらな野郎共とか地獄堕ちかけの奴とかがなるんだよ。死んですぐはどんな極悪人でも整だからな。あー腹立つ。
「あとは、虚を倒そうとする死神という組織がいまして、もしも死神が来たら対抗出来るのは……」
はぁん?おいおいおい。死神を悪側に回そうってか。まぁたまにやってる事クズいけどね。
しばらくして休憩になったのでドフラミンゴと一緒に海軍内部を歩きます。
「どうだ現役死神さんよォ」
『やめろ今その話したら海軍潰す』
「台無しだなァ」
「ドフラミンゴ、その女子は、」
『お、ジンベエじゃん久しぶり』
「……!!!?」
「おい海兵、どこか空き部屋
はねェか」
「え?!あ、こ、こちらです」