休暇なう

□よんわ
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雑魚はぶっ殺しました。雑だって?いつもの事だ気にするな。あ?義骸の上らへんを飛び回ってたポチがいない。見張ってろって言ったのにあの馬鹿は。そう言えばアイツビビリだし弱いけど霊圧はアジューカス並なんだから仮面剥がしたらいい感じに強くなるかな?どうだろ。崩玉(仮)は藍染作ってた筈だよな。それ今ハリベル持ってるよな。持ってきてくんねーかなさもなければポチの仮面は私が無理矢理剥がす。死んだらドンマイ。死んで尸魂界来たら弟子にしてやんよ。


そうじゃねーやさっさと戻ろう。瞬歩で義骸の所まで戻るとやはりポチがいない。霊圧の名残はあるんだが。義骸に入ってすぐ頭上に気配が。ポチだ。


『お前どこに行ってたんだよ』
「チカク」
『ん?』
「ヘンナノ、イル」
『どんなの?』
「デッカイ」
『……ノイトラくらい?』
「モット」
『ほう。』
「ワラッテ、コッチクル」


こっち来る?と首を傾げれば背後から何やら気配が。ゆるりと振り向けば身長3mありそうなピンクの羽毛コートを着たチンピラが。何だお前。目が合ったがこーいうのは無視が一番だ、無視。エリザ達んとこ戻ろう。


「嬢ちゃん、白ひげ
のクルーかァ?」
『人違いです』
「フッフッフッ!誤魔化さなくていい、船から降りたの見てたからなァ」
『ならわざわざ聞く必要あったか?』


素で話せばまたフッフッフッと笑うこの男、変人か?それとも変態か?ハッキリしろ。何の用なんだよ。


『用がねーなら帰る。じゃあな』
「どうだ、今夜一晩遊ばねぇか?」
『博打かい?』
「……いやそうじゃなく」
『じゃあなによ』


そう言えばその男はクイッと指を曲げる。すると身体の意志とは関係なく勝手に動くではないか。んーなんか手足に引っ掛かってる気がする。つーかなにこれ糸?
近くまでよれば意味不明な笑い声と共に掌が首元を覆う。なんだやる気か?


『お前さん、どこの誰だい?』
「フッフッフッ!!俺を知らねぇか嬢ちゃん」
『テメーみたいな目に毒な色のチンピラァ見た事ねぇな』


あ、ザエルアポロもピンクだったな。チンピラじゃないからセーフセーフ。そう言えば口元の笑みを濃くするその男。ギリリッと掴む手に力が入る。……跡が残るな。
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