激短

ただのネタ帳です。
◆沖神 

体が重い。
布団に入っているというのに、なぜだろうか、寒気が止まらない。
医者の言うことなんざ、別にこれっぽっちも信じちゃいねぇ。
近藤さんが優しいのも、いつものことだ。
……いつもに増して優しい気がするのは、気のせいだ。
土方アノヤローだって、別に、いつもとなんも変わりゃしねぇ。
……さっき来たとき煙草がその手になかったのは、たまたま切らしてただけだ。
なんも変わりゃしねぇ。

喉が焼けるように熱い。
咳き込む。
ぜぃ、ぜぇ
喉が鳴る。
あぁ、姉上もこんな呼吸してたっけか。

まだだ。
俺ァまだ、死ねやしねぇ。
だってまだやることがある。
だってまだ、土方を殺してない。
だってまだ、近藤さんを護りきってない。

だってまだ、

「……サド」

お前に言ってない。
まだ言ってない。
声が、出ない。

「さっさと治すヨロシ。……骨のある奴がいなくて退屈してるネ」

初めて殴る以外の目的で触れた髪の毛は、ふわりと指に絡む。
少し笑ってやる。
うまく口角は上がっただろうか。

「……もう少し」

そんな泣きそうな顔すんなよ。
俺、笑えてねぇか?

「もう少し、待ってなせェ」

きっと、お前のとこに戻ってやるから。
殴り倒してやるよ。
だから、その時は、

俺の言葉、黙って聞いてろよ。





※風邪ひいてネガティブになる沖田君でした。

2012/09/30(Sun) 10:59 

◆高杉と千影 

何でお前は、こんな糞みてェな世界に、そんな瞳のまま存在できんだ。


辛くはねェのか。
痛くはねェのか。
憎くはねェのか。


何でお前は穢れねェんだ。
何でそうやってまっすぐ立ってんだ。
何でまだ、俺の前に現れるんだ。
何でまた、「晋助」って呼ぶんだよ。


俺はお前の存在が辛い。
俺はお前の記憶が痛い。


なのにお前がそうやって俺を抱きしめるから


「もう、いいんだよ、晋助」





俺は、お前のいるこの世界を、憎めなくなる――










フラグなんて立ってないよー

2012/09/30(Sun) 10:59 

◆シリアス朝霧 

上を見上げれば、紺碧の空が広がる。ちらちらと瞬く星が、僕の目に突き刺さる。

この光景が見られる地球が好き。仰がないと見れない空が好き。360度、前後左右上下、どこを見ても暮らし宇宙空間よりも。

僕の味方は明日の空に。
僕の敵は昨日の空に。
僕自身は今ここに。

昨日には追いつかれない、確信。でも、明日にも追いつけないから、不安。
いつまでも昨日という敵から逃げないといけないのも、そういうわけで。
味方なんてもんを追いかけても、追いつかないのはそういうわけで。
だけどいつでも僕は今に存在するから、僕は呼吸をしていられるんだなぁ、なんて思ったり、してみるわけで。




さて。
とりあえず、今日も生きるとしようか。











カオス(・ω・`)
でも朝霧には心の底でこんなこと考えててほしい。

2012/09/30(Sun) 10:57 

◆錦かな 

「急がば回れだ?んなもん知るか急いでるときは走んだよ」





ハイ、短い。(‥;)

2012/09/30(Sun) 10:57 

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