王子と王女と婚姻話

□第二話
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「今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫?

甘い事言わないで下さい!!
あなたいくつだと思っているんですか!?

私もあなたも17歳で、これからもっとお見合いなんて増えていくんですよ!?
特にあなたのような地位の人は色んな意味で狙われいやすいんですから!

それなのに誰とも何も関係がないなんて、狙って下さいと言っているようなものなんです!!

私達のような人に来るお見合い相手はそれなりに地位の高い人なんです!
そんな相手を蔑ろになんてできないからおじい様は1人1人丁重にお断りしているんです!
その大変さをあなたは知らないのですか!?

そんなおじい様が提案してくれたこの話は今までずっと断り続けてきたあなたにとっても都合が良いはずです!
この話ひとつでほとんどの問題が解決するんです!おじい様の肩の荷を少しでも下ろす事が出来るんです!
我儘ばかり言っていないでいい加減大人になりなさい!!!」


はあ、はあ、と乱れた息を整えていき今の行動が何を示すか理解した。
さーっと血の気が引いて行く。


(…私の命、今日で終わってしまうかも…)


青ざめた顔で何とか言い訳を考えた。




To be continued


あとがき

次はルシア視点で進めようかと思います。
大国の王子相手に本気で怒鳴ってしまったミシェルさんです。

(2014/6/8 再編)
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