王子と王女と婚姻話
□第三話
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祖父ちゃんにいきなり呼び出されてカトライアに来た俺は、何故か見合いさせられる羽目になった。
正直意味が分からない。
え、何で俺こんな事になってんの???
意味の分からないまま祖父ちゃんに客間まで連行された。
(誰でも良いから助けてくれ!俺は好きなやつが…!)
ぎゃーぎゃー喚き暴れながらも強制的に連れて行かれる。
そのまま客間に着き祖父ちゃんがなんの躊躇もなく扉を開いた。
「遅れて済まんな、こいつがいつまでもいやがるから」
「いやがるに決まってんだろ!っつーか勝手に許婚とか決めるなよ!」
「放せ!」と暴れていると何か視線を感じた。
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