王子と王女と婚姻話
□第九話
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ミシェルとぶつかった少女はティアナと名乗った。
こちらも自己紹介(王族という事は避けて)する。
軽い自己紹介をしている間にティアナの家についた。
「ただいまー。」
「お、おじゃまします…。」
ティアナに続いて家に上がる。
すると、ありえないものが目に飛び込んできた。
「え…ライオン…!??オオカミも…!?」
普通民家にはいないはずの肉食獣がここいた。
(ティアナって何者!?)
「あ、えっと…
私のペットなの!」
(普通ライオンやオオカミをペットにする人はいないよ!)
ミシェルこっちこっち、と手招きされリビングに入る。
ライオンの横を通る際よく見てみると、そのライオンから気品のような物を感じた。
(…なんだか、獣って感じがしないなぁ…。)
やはり怖いので慌てて通り過ぎた。
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