だってあなたが好きだから!
□調子に乗っても乗りすぎるな!
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AM7:00
眠いぃぃぃ!!
だって昨日寝たの夜中3時だよ!
しかもこんな状態でぐっすり眠れる訳ないじゃん
斎「ボケっとするな」
「は、はい!」
そう、今は剣術の稽古をしている
しかし桜は今まで剣を握ったこともなく、なかなか苦戦中
沖「僕も指南してあげようか?」
「ま、間に合ってますっ」
絶対手滑ったって言って背後から刺されるもん!
斎「総司!」
沖「はいはい」
3時間後ーー
斎「違う。ここの構えはもう少し脇を締める」
「え?ど、どう?脇を?」
桜が剣を持ちながらアタフタしていると、斎藤ははぁとため息をして
桜の肩に手を置く
斎「肩に力が入りすぎだ。もう少し余裕をもて。長期戦になったら潰れるぞ」
は、はいっと肩の力を抜く
沖「うわぁ。斎藤くんが桜ちゃんにセクハラしてる〜」
沖田は縁側から二人の様子を意地悪そうな目で見ていた
土「邪魔すんな、総司!それにしても、おまえ剣を持つ姿が様になってきたな」
腕組みをしながら桜を見る
「ホントですか?やったぁ!」
怒られてばっかりの土方に褒められて、自然と顔が綻んだ
土「ちょっとだけだぞ?まだまだ他の隊士には劣るけどな」
桜は調子に乗って刀をブンブン振り回す
沖「おもしろくないな」
沖田はそのまま縁側から立ち去った
斎「そんなに乱暴に振り回すな。危な・・ぐはぁ」
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