真撰組に入隊する
□忘年会
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土方「忘年会?」
近藤「そうだ、松平のとっつぁんがな、たまには温泉地にでも行ってパァーッと羽でも伸ばしてこいって」
土方「とっつぁんが…なんか企んでやがるんじゃ…」
バキューン!バキューン!!
畳に銃弾が撃ち込まれた
松平「おいトシ〜、そんなに俺のことが信用できないか?俺りゃ〜お前たちの日頃の仕事ぶりを心から感謝して言ったのによ〜全く悲しいねぇ〜」
近藤「とっつぁん!別にトシはそんなつもりで…」
松平「情けはよせ近藤よ…」
近藤「トシぃ〜」
土方「わぁーかった!わかったから!ありがたく羽伸ばさせてもらうぜ」
松平「わかればいい」
土方(ったく…)
―――――――
当日
真撰組様御一行と書かれたバスに真撰組一同は乗り、温泉地に向かった
沖田「宿泊費は松平のとっつぁんの負担ってわけだからどんなオンボロ旅館かわからねぇですぜぃ」
土方「全くだ、それだけは否定できねぇぜ」
そして温泉についた真撰組
土方「なんだ…割と普通のいい旅館じゃねぇか…」
女将さん「いらっしゃいませ真撰組様方、お部屋にご案内いたします」
近藤「なかなかいい旅館じゃないか!部屋も綺麗だし女将さんも優しくて感じのいい人だし、宴会前にゆっくり温泉にでも浸かりに行くかぁ〜」
沖田「どうしやした土方さん、温泉行かねぇんですかぃ」
土方「いや…なんか話がうますぎるっつうか…まさか温泉は熊と混浴とか…」
近藤「考えすぎだぞ、風呂に入ってその余計な考え流してこい、さっ行くぞ」
土方「おっおう…」
近藤「ふぅ〜っやっぱり温泉はいいもんだ!なんかこう体の奥までジワッとあったかくなるこの感じ〜」
沖田「土方さん、あっちに露天風呂もありやすぜぃ、いっぺん入ってみましょうや」
土方「おおぅ、露天風呂かぁ〜」
外は雪景色
土方「うっさみぃ〜また冬に温かい露天風呂もいいんだよなぁ」
沖田「土方さんそこです」
ジャパーーン
土方「ギャアアアア〜」
土方は飛び上がった
沖田「あっいけね間違えやした、そっち鯉の池でした、こっちが露天風呂です」
土方「そうご…て…テメェ…わざとだろ…」
近藤「おいお前たち、はしゃぎ過ぎだぞ!宴会は7時からだからな、くれぐれも遅れるなよ」
沖田「はぁいわかりやした」
土方(くそ…総悟のヤツ…コイツぜってー宴会で酒飲ませて潰してやる…)
―――――――
宴会場
料理も素晴らしくどれも美味しそうなお膳が用意されていた
女将さん「真撰組の皆さん本日はようこそお越し下さいました…皆さんの宴会を盛り上げてくれるコンパニオンさんも来ております。どうぞごゆるりと楽しんで下さいませ」
真撰組の隊士らは一気にテンションが上がった
「コンパニオンだってよ」
「いやぁなんか照れちゃうな」
土方「コンパニオン?んなこと聞いてねぇが」
近藤「俺も初耳だ…まぁ、いないよりいる方が盛り上がるし、いいじゃないか」
沖田「どんなメス豚どもがくるか楽しみですぜぃ」
近藤「おいお前たち、コンパニオンがくるからってくれぐれも羽目を外し過ぎないように、とはいえ今日は忘年会だ!みんなうまいもんを食べうまい酒を飲み、来年も頑張ってくれ!!それではカンパーイ!」
全「カンパーイ!!」
「失礼いたします」
近藤「おっさっそく来たようだな」
「本日皆様のご宴会を盛り上げにきました…」