ぬらりひょんの孫長編
□#2 家族の過去って、意外と知らないんだよね。
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結局、あのあとリクオはおじい様になんかされて布団の中。いまだに目を覚まさない状態。氷麗ちゃんや紀乃がずっと付いてくれてる。
『・・・・・おじい様キツくね?姉さんちょっとプンスカだぜ』
氷「そうですよね・・。いくらなんでも実の孫に・・。ちょっとヒドイと思わない?」
毛「そうねぇ・・・」
と、廊下からバタバタと足音。
バンッ!!と勢いよくダイナミックな入室を決め込んだのは首無。
首「あ、お嬢・・・じゃない!おいお前ら!リクオさまを匿え!」
毛「な、何よ首無・・」
首「いいから!来るぞ・・化け物が・・!」
『?なんだってんだ一体・・』
首「それが・・「「悪ぃ子はいねがァァ〜・・・・」」!!?」
『・・・・』
氷「な、何コイツら・・・!」
やたら顔の面積がデカイ妖怪。
なるほど確かに化けモンだ、佳澄は思った。
と、そうしている間に2匹の化け物はリクオを担ぎ、どこかに連行しようとしていた。
氷「ちょ!その手をどけなさ「「邪魔する悪ぃ子は・・おめえがァ〜??」」ッ!ひいいい!!?」
ガッ。
リクオを担いでいたほうの化け物の腕に掴まれている感覚。
『残念、アタシだ』
「「あァあ〜?おめえどっがで・・・」」
『一体、ウチの可愛い弟、どこへ連れてくってんだい?教えてくれよ』
「「遠野だがァ。おめえん家の大将がいいっつったべなァ〜」」
『おじい様が・・。ふーん・・じゃあしゃーねーか。良いぞ、行って』
氷「えっ!?いいんですか佳澄様!!?」
『良くないよ。姉さん尋常じゃないくらい心配だ。でもおじい様が言ってんだもん、下手に動けないよ』
氷「・・・・」