ぬらりひょんの孫長編U

□#3 土蜘蛛と怒りの一撃。
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残り二つのうち、一つの封印、相剋寺。


散らばった陰陽師の死体。





『チッ・・・。ココにも陰陽師か・・』

転がった死体を見下ろし、嫌悪を含んだ眼差しで睨む。

茨「行くぞ」

茨木童子は、何を思ってかは分からないが、佳澄の腕を引っ張った。

『イタイイタイ分かった、分かったって!あのー茨木さん?!腕!腕ミシミシいってる!離しておねがい!』

茨「離せ?チッ。しゃーねえな。鬼太k『胴体と腕離せって言ったんじゃねーんだよ!!お前の手をアタシから離せって言ったんだ!!』


狂「・・・あの二人、仲良すぎない?デキてんのかしら」

し「何!茨木童子め、私の知らぬ間に女神とニャンニャン・・『古ィーよ!!古ィーんだよ!!ってかしてねえよ!!』

狂「その距離で聞こえたんですか!!?地獄耳??!」

狂骨たちと佳澄たちの距離は10メートルは離れている。

鬼「・・・・・(騒がしい。)」

羽「おのれ茨木童子・・・!認めん・・・わらわは認めんぞ・・!」

狂「・・お・・・お姉さま・・・(´∀`;)」

















羽「・・・・」

『・・これが封印かぁ・・』

羽「お前の封印のほうがごっつかったがのぅ。ほほほ」

『いやそれは秀元が・・・;』


塵「陰陽師の奴らまたあっさりと明け渡しましたな、ヒヒヒ・・・」


ズズズズズ、と地面から現れた塵地蔵。

茨「塵地蔵・・・」

羽「生きていたのか。気持ちの悪い奴じゃな、お前は」

塵「貴女様が死ぬまで死ねませぬヒッヒッヒ」


羽「これで・・・残る封印はあと一つ・・・。」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


大きな音が響く。


ゴウッ!と大きな手が地面から飛び出した。


周りの妖たちは「誰か封じられておったか・・」などとつぶやきあっている。





塵地蔵のように、地面から這い出てきたのは、とてつもなく巨大な妖。



『・・・・・土蜘蛛・・・・』

狂「おっきーい・・・(驚」



羽「久しぶりじゃなぁ、土蜘蛛。

おぬしも力を貸せ。最後の封印、弐条を落とし・・わらわはそこでやや子を産む・・」

おお・・・と感嘆の声をもらす。


羽衣狐の言葉に土蜘蛛は・・・

土「誰かァ・・火ィかしてくれんかァ?」

付近にいた、たいまつを手にした小妖怪から、たいまつを拝借し、これまた巨大なキセルに火をつけた。
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