ぬらりひょんの孫長編U

□#1 もう一つの封印
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ゴォォォォウッ!!!!!!!!!!


一瞬、女の声が聞こえたかと思うと、さきほどの非ではない風圧が通り抜け、湖から、黒き尾が5本、姿を現した。



茨「・・・なんて妖気だ・・」



鬼「・・・あれは・・・・羽衣狐様の
尾・・??!」


し「闇の聖母よ・・・一体何が起こっているのでしょう・・・!」

狂「なに悠長なこといってんのよ!」





羽「!」




何かを感じ取った羽衣狐は、湖から飛びぬけ、皆の立っている陸へ足をついた。



濁った大量の水は一点を中心にグルグルと渦巻き、バッシャアアッ!と、地へ何かを運んだ。





羽「おお・・・・おお・・・佳澄なのかぇ・・!?」



水が引き、黒き妖膜から“ソレ”は現れた。











漆黒の髪、血のように赤い眼。そして、黒き尻尾。






狂「あれが・・・・お姉さまの・・・娘・・・?」






塵「そうじゃアレが・・佳澄様・・・。
鵺の妹君であり、莫大な暗黒の妖力を持つ」






『あいたーー・・。まともに頭打ったぞちくしょー・・』





緊迫した空気に流れ込んだ、気だるげな声。























解かれた封印と復活した黒狐
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