ぬらりひょんの孫長編U
□#3 土蜘蛛と怒りの一撃。
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『・・・あれ・・・?』
佳澄は無傷。
茨「何やってんだテメェは」
『童子!』
佳澄をギリギリのところで救ったのは、茨木童子だった。
茨「こんなトコで喧嘩してる暇あんのか馬鹿野郎」
『誰が馬鹿だ!アタシは母さんの戦力の為に・・!』
羽「ああああ!佳澄!怪我はしておらぬか!?茨木童子良くやった!
だがいつまでも佳澄に触れているでない!」
茨「テメェは感謝してんのか否かハッキリしやがれ」
『母さんごめん・・』
羽「もう良い。母はお前が無事ならそれでよい。まあ・・・・400年前も主が城に居たならば・・・不覚は取らなかったろうな」
土「ぬかせ。」
キセルをふかしながら、佳澄を見下ろした。
土「女、お前は清明の次くらいに面白そうだ。今度喧嘩ふっかける時はよそ見すんじゃねえぞ」
『ソウデスネー』
不機嫌そうに答えた。
羽「さあ、皆!弐条へ向かおうぞ」
羽衣狐に続き、たくさんの妖達が移動を始める。
茨木童子も移動しようとした時。
『あ、童子!』
茨「ア?何だよ」
『あ・・・ありがと・・・助けて、くれて・・///』
茨「!・・・・何赤くなってんだよ気持ち悪ィ」
『きもっ・・・??!ひっど!!アンタにお礼言うなんて恥ずかしいに決まってんでしょ!
それくらい察しなさいよ!』
茨「知るか。礼なんざいらねェっつってんだよ」
『は?何それ』
茨「(・・・やっぱ言わねェ。)何でもねェよ。さっさと歩けトロ女」
『な!アンタは昔からそーやってさァ!!』
羽「茨木童子!わらわの娘を侮辱するか・・・!」
し「羽衣狐様落ち着いて・・」
ギャースギャースと賑やかな羽衣狐一派だった。