僕の世界が変わるまで。

□ちゃいるど きる
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「銀時・・・何を言って・・・・」


先生はいい人だ、先生に憧れて俺は
先生の背中ばかりを見てきた。
先生が大好きだった、それはお前も一緒のはずだろうなんて勝手に思い込んでいただけだったのか・・・?

先生が好きだったから
先生を取り戻そうとお前は好まない戦に身を投じたのではないのか?
じゃあ何のために命までかけて・・・


「・・・銀時、お前は何を護るつもりだったんだ?先生が例えばお前の言うように極悪人だったとしよう、お前が戦に出た理由は・・・なんだ」


高杉は静かにそう問いかけた。
先生が悪いなんていう話はさておき
それは銀時の嘘だとして・・・


「俺は・・・お前が・・・・
お前らが・・・大好きだよ」



先生は結局俺を裏切ったけど
最期までお前らは俺を見捨てなかった。



「殺させたりなんかしない、
先生なんかにお前らを殺させたりなんかしない」


先生を奪還?
何それ、笑える、
助けた瞬間にみーんなお陀仏だよ?
いや、違うか、
先生が帰ってきたときに死ぬのは
俺だけか・・・・・・



「死にたくない」



消えたくない

助けろよ、手を伸ばしてるのが見えないの?




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