君らが居たから...

□4月
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今日もまたいつもどおりの朝がきた。
この広い屋敷に広い自分の部屋
前の暮らしよりも
何百倍裕福な暮らし
でも私には鳥籠に
入れられたような気分だ

トントンッとドアを叩く音
「倫様おはようございます。お目覚めはいかがですか?」ドアの向こうからメイドが話かけてきた。

「いつもどおりよ。今、起きるわ」と私が言うと
「失礼します。」とメイドが部屋に入ってきた。

メイドが私の方へ歩いてきて私の着替えをてつだってくれる。
自分で出来るのにと思いながらぼーっと備え付けのテレビを見た。
「先日人気アイドルTimeCrossの人気投票が行われました。」とアナウンサーの声が耳に入ってきた。
「第1位は2年連続高峰倫さんです。彼女は凄いですね。TimeCrossに入った年からNo.1で今じゃドラマやバラエティーなど大活躍中の大人気アイドル.....」
林檎ちゃんに比べたら私なんて全然凄くないってと心の中でツッコミを入れながら学校え行くしたくを済ませた。

今私は、早乙女学園のアパレル科に在学中でちょこっとスタイリストとして仕事してます。
仕事と言っても学校の中でだけどね。
なぜ私が早乙女事務所
に所属してるかって?

それは3年前にさかのぼる....
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